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炎焔の鎧  作者: なとな
第4章 復讐
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第4章15話 白

「ルーナァァ!!」


 俺の悲痛な叫びが静寂な森にこだまする。アスカリの冷たい風が木々の間を抜け、葉がざわめく音が耳に響く。目の前に広がる焼け焦げた風景は、正門周辺の石畳を黒く染め、微かな煙が立ち上ってる。その中心にいる少女の姿は、まるで石ころのようにはじけ飛んで転がってた。地面には焦げた草が散乱し、土が黒く変色してる。俺は思わず目を覆った。冷たい空気が俺の顔を刺し、心が締め付けられる。大切な人を失った悲しみを俺は知ってるから、胸がズタズタになる。俺は濃藍の長袖シャツに灰色のズボン、厚手の焦げ茶コートを羽織って立ってる。足元の土が冷たく湿り、靴底に微かな泥が付いてる。石畳に霜が薄く張り、寒風が俺の息を白く染めて、正門の鉄扉に当たって消える。日光が冷たく石畳を照らし、淡い影が揺れる。森の奥から微かな鳥の鳴き声が聞こえ、風が枯れ葉を運んで地面に散らす。


「そんな……」


 俺は呆然と立ち尽くしてた。目の前のドラコが俺たちをあざ笑うように大砲を構えてる。黒と紫の装甲服が日光に鈍く光り、砲身から微かな毒の臭いが漂ってくる。寒風がその臭いを冷たく運び、正門の石畳に不気味な影を投げかける。そして、奴が砲弾を放った! 黒い霧を纏った砲弾が石畳を切り裂き、俺たちに迫る。正門の鉄扉がその衝撃に微かに震え、寒風が砲弾の軌跡を冷たく撫でる。石畳に微かなひびが入り、日光がそのひびを淡く照らす。風が木々の枝を揺らし、微かな葉擦れ音が戦場に響く。


「させない!」


 タフなテラが前に立ちはだかる。彼女は薄橙の長袖ブラウスに濃緑の膝丈スカート、厚手の白タイツを履いてて、深灰のコートを羽織ってる。硬化した身体で砲弾を受け止めるが、威力に耐えきれず、俺たちは吹き飛ばされた。石畳に叩きつけられ、衝撃で微かなひびが広がる。爆風が寒風を切り裂き、正門の鉄扉が軋む音が響く。俺のコートに土埃がまとわりつき、石畳に焦げ跡が広がる。寒風がその焦げ跡を冷たく撫で、正門の鉄扉が微かに揺れる。日光が土埃に霞み、戦場の空気が重くなる。地面に散らばる枯れ葉が風に舞い、微かな音を立てる。


「大丈夫かテラ!」


 俺はよろめきながら立ち上がる。膝に痛みが走り、冷たい石畳がその痛みを増幅させる。息が白く吐き出され、正門の鉄扉に当たって消える。テラが地面に倒れてて、深灰のコートに土と枯れ葉が付いてる。するとドラコが俺たちにとどめを刺そうと大砲を構える。砲身が日光に鈍く光り、正門の石畳に不気味な影を投げかける。寒風がその影を冷たく撫で、微かな毒の臭いが漂う。石畳に霜が張り、日光がその霜を淡く反射する。風が木々の枝を揺らし、戦場の空気が一層重くなる。


「まだだ。炎の守護、我が身を囲みて鎧となれ。炎焔の鎧(エンフレクス・アルマ)


 俺の叫びに応え、鎧が現れる。今度は全身に纏うんじゃなく、腕と脚だけだ。紅い炎が俺の腕と脚を包み、正門を照らす。だが、俺はそれにすべてを賭ける覚悟がある! 炎が石畳に熱い影を落とし、寒風がその熱を冷まそうと吹き付ける。正門の鉄扉が微かに軋み、微かな蒸気が上がる。日光が炎に反射し、淡い輝きが戦場に広がる。地面に焦げた草が散らばり、風がその臭いを冷たく運ぶ。


「あ、アクイラ、アタシも戦うよ」


 セレナが痺れながらも頑張って立ち上がろうとする。彼女は濃紫の長袖ブラウスに薄灰の膝丈スカート、厚手の黒タイツを履いてて、深緑のコートを羽織ってる。彼女の瞳が決意に燃え、風に揺れる髪が顔に張り付いてる。そして、ドラコに向かって走る。石畳を蹴るたび、霜が砕けて微かな音が響く。奴も俺たちに狙いを定めて砲弾を放つ。黒い霧が石畳を切り裂き、正門に不気味な影を投げかける。寒風がその影を冷たく運び、鉄扉が微かに軋む。風が木々の枝を揺らし、戦場の空気が一瞬静まる。

 セレナがボウガンを構えて援護射撃を始めた。彼女の矢が風を纏い、正門の空気を切り裂く。ドラコはその攻撃を回避しようとするが、セレナはそれを読み切って奴の死角から矢を撃つ。矢が石畳に跳ね、微かな火花が散る。俺も拳で奴に殴りかかるが、やはり避けられてしまう。拳が空を切り、寒風がその熱を冷やす。それでも俺たちは諦めない! 正門の石畳に微かな焦げ跡が残り、寒風がそれを冷たく撫でる。日光が火花を淡く照らし、戦場の空気が重くなる。地面に散らばる枯れ葉が風に舞い、微かな音を立てる。


「アクイラ……セレナ、僕も戦うよ」


 テラがフラフラしながら立ち上がる。彼女の体は傷だらけで、立ってるのがやっとのようだ。コートに微かな血痕が滲み、白タイツが擦れて茶色の下着が覗いてる。ブラウスも肩が裂けて、茶色の下着がさらに露わになってるのが目に入る。風が彼女のコートを冷たく撫で、正門の石畳に冷たい影を投げかける。


「ダメだ! お前は休んでろ!」


 俺がそう叫ぶと、ドラコに向かって駆け出す。石畳を蹴る音が響き、寒風が俺のコートをはためかせる。そして、奴の懐に入り、拳を突き出す。紅い炎が正門を照らし、石畳に熱い影を落とす。しかし……。寒風がその熱を冷まそうと吹き付け、正門の鉄扉が微かに軋む。日光が炎に反射し、淡い輝きが戦場に広がる。


「甘いわ!」


 ドラコが俺を蹴り飛ばす。奴の足が俺の腹に当たり、俺は地面に叩きつけられた。石畳に身体がぶつかり、鈍い音が響く。土埃が舞い、正門の鉄扉に微かな衝撃が伝わる。だが、それでも立ち上がる。寒風が土埃を冷たく運び、石畳に微かなひびが広がる。再び奴に向かって走る! だが、その時だった。俺の目の前にセレナが立ちはだかり、ボウガンを構える。彼女のスカートが風に煽られ、黒タイツ越しに薄桃の下着が剥き出しになる。日光がその下着を淡く照らし、正門の石畳に冷たい影を投げかける。風が彼女のコートを冷たく撫で、正門の鉄扉が微かに軋む。


「風よ、我がボウガンの矢に加わり、疾風となれ。疾風矢付与ラピデウス・フラクトゥス


 セレナが叫ぶ。彼女の矢が風を纏い、強烈な勢いを持って放たれる。矢が正門の空気を切り裂き、ドラコに向かうが、やはり簡単に受けられる。矢が石畳に跳ね、微かな火花が散る。だが、俺はその隙に奴の背後に回る! 寒風がセレナのコートを冷たく撫で、正門の鉄扉が微かに軋む。日光が火花を淡く照らし、戦場の空気が一瞬静まる。


「これで終わりだ! 喰らいやがれ!!!!」


 俺が渾身の一撃を喰らわせる。紅い炎がドラコの鎧に当たり、正門を照らす。だが、ドラコはそれを蚊が止まったかのように平然としてる。俺は思わず笑ってしまった。ここまで強いのか。いいや、ここまで俺は弱いのか。俺は一度倒れた場所に再び叩きつけられた。その衝撃で土埃が舞い、俺の視界を遮る。石畳に微かなひびが入り、寒風がそのひびを冷たく運ぶ。日光が土埃に霞み、正門の鉄扉が微かに震える。俺のコートに土埃がまとわりつき、冷たい空気がその埃を冷たく撫でる。地面に散らばる枯れ葉が風に舞い、微かな音を立てる。


「せめてゆっくりと死ね。強き者よ。毒の力よ、砲弾となりて燃焼し分」

「させ…………ない…………流れの聖なる水よ、我が杖に宿れ。聖なる鎌を形作り、鎌としての姿を与えん。聖水鎌化スプリサクロシックルフォルマ!」


 倒れてたルーナが立ち上がる。彼女は薄桃の長袖ブラウスに深藍の膝丈スカート、厚手の黒タイツを履いてて、濃灰のコートを羽織っていた。血を吐き、フラフラでそれでも立ち上がる彼女の手元のロッドが水の鎌に変わる。血が石畳に滴り、微かな赤が霜に混じる。彼女のブラウスが戦闘でさらに裂け、薄紫の下着と白い肌が露わになってるのが目に入る。寒風がその裂けたブラウスを冷たく撫で、正門の石畳に水滴が落ちて微かな音を立てる。日光が彼女の水の鎌を淡く照らし、戦場の空気が一瞬静まる。


「ルーナ! 生きててくれたのか!」

「…………か……かちた…………」


 ルーナがそう呟く。彼女の声が寒風に混じり、正門周辺に低く響く。その聖水でできた鎌でドラコに斬りかかる。水の刃が正門を切り裂き、寒風がその刃を冷たく運ぶ。石畳に水滴が落ち、微かな音が響く。日光がその刃を淡く照らし、戦場の空気が一瞬静まる。


「まだ生きていたか! だが、それも無駄なのだ」


 ドラコが彼女の鎌を受け止める。鎧の手が水の刃を掴み、正門に金属音が響く。しかし、ルーナの力は強かった。水の刃がドラコの鎧を切り裂き、微かな毒の霧が漏れ出す。寒風がその霧を冷たく運び、正門の鉄扉に微かな湿気がまとわりつく。鎧に裂け目ができ、日光がその裂け目を淡く照らす。地面に微かな傷が残り、風がその傷を冷たく撫でる。


「くっ……貴様……」


 ドラコが怯む。鎧の裂け目から微かな血が滲み、正門の石畳に滴る。


「あとは…………お願い」


 ルーナが倒れる。彼女の身体が地面に崩れ、薄桃のブラウスが風に煽られて薄紫の下着が剥き出しになる。コートが土にこびりつき、地面に微かな血痕が残る。それでも、彼女の鎌は間違いなくダメージを与えた。その隙を狙って俺は立ち上がる。脚に炎を灯し、もう一度奴に向かって走る! 今度は一人じゃねえ。セレナもテラもいる。石畳を蹴る音が響き、寒風が俺たちの背中を押す。正門の鉄扉が微かに軋み、日光が俺たちの影を冷たく投げかける。


「二人とも! 頼めるか!!」

「! アタシに任せなよ!!」

「! やってみる」

「風よ、我が呼び声に応えて、突風を巻き起こせ。突風召喚テンペスタス・インヴォケート

「大地の力よ、我が身を強固なものとならしめよ。土身硬化(テラコープスハーデン)

「炎の守護、我が身を囲みて鎧となれ。炎焔の鎧(エンフレクス・アルマ)


 セレナが叫ぶ。彼女の突風が正門を切り裂き、寒風と混じって戦場に響く。テラの魔法が彼女の身体を硬化させ、正門の石畳に微かな土埃を舞わせる。俺の炎が紅から白く染まる。高温による力と爆裂する力が同時に宿った。白い炎が正門を照らし、石畳に熱い影を落とす。寒風がその熱を冷まそうと吹き付け、正門の鉄扉が微かに軋む。日光が炎に反射し、淡い輝きが戦場に広がる。


「燃え上がれ! 白炎焔の鎧エンフレクス・アルマ・アルブス!!!!!」


 白い炎がドラコの鎧を貫き、炸裂させる。炎が正門を照らし、石畳に熱気を帯びた影を落とす。爆風が寒風を切り裂き、正門の鉄扉が震える。石畳に微かな焦げ跡が広がり、日光がその跡を淡く照らす。


「なっ!? そんな馬鹿……な……」


 ドラコが倒れる。奴は鎧の下にさらに頑丈な防具を身につけてたが、俺の一撃はそれすらも貫いた。鎧の裂け目から血が滲み、正門の石畳に滴る。ドラコが最後の力を振り絞って大砲を俺たちに向けて放つ。砲身が日光に鈍く光り、正門の石畳に不気味な影を投げかける。寒風がその影を冷たく撫で、微かな毒の臭いが漂う。


「ミチヅレダァアアアアアアアアアアアア!!! 毒の力よ、砲弾となりて燃焼し分解せよ。毒解砲弾ヴェネヌム・デストルオ・グロブス


 ドラコの大砲から巨大な砲弾が放たれた。あの弾丸は周囲にいる人間を翌日灰化させる魔法のはずだ。砲弾が正門を切り裂き、寒風がその軌跡を冷たく運ぶ。石畳に微かなひびが広がり、日光がそのひびを淡く照らす。風が木々の枝を揺らし、戦場の空気が一瞬静まる。


「ダメだ! あれに当たれば」


 誰かが…………今度こそ死なせてしまう! なら! 俺が!!!!! 正門の鉄扉が微かに軋み、寒風が俺のコートを冷たく撫でる。石畳に微かな水滴が落ち、日光に反射して揺れる。

 俺は砲弾の前に立ちはだかる。そして、拳に力を込めた! 白い炎が正門を照らし、石畳に熱い影を落とす。寒風がその熱を冷まそうと吹き付ける。


「うおぉぉぉ!!」


 俺の拳が弾丸と衝突する。その威力はすさまじく、俺はそのまま吹き飛ばされそうになるが……。石畳に微かな焦げ跡が残り、寒風がその跡を冷たく運ぶ。正門の鉄扉が震え、微かな蒸気が上がる。日光が炎に反射し、淡い輝きが戦場に広がる。


「焼き尽くせ! 白炎焔の鎧エンフレクス・アルマ・アルブス!!!!!!」


 俺の鎧が灼熱の炎を宿す。白い炎が正門を照らし、石畳に熱気を帯びた影を落とす。そして、その炎が弾丸と激突し、徐々に押し返し始めた! この砲弾が破裂したら死ぬのは俺だ…………どうする? どうする? どうすれば!? 寒風が俺のコートを冷たく撫で、正門の鉄扉が微かに軋む。石畳に微かな水滴が落ち、日光に反射して揺れる。風が木々の枝を揺らし、戦場の空気が一瞬静まる。

 ドラコはもう絶命してるのか、動く気配はねえ。しかし、砲弾は徐々に威力を増していく。俺は死を覚悟した。正門の石畳に微かなひびが広がり、寒風がそのひびを冷たく運ぶ。地面に散らばる枯れ葉が風に舞い、微かな音を立てる。

 俺は両足の炎を射出し、無理やり浮き上がる。石畳を離れ、土埃が舞い上がる。少しでもみんなから遠ざかり…………少しでもみんなから離れた位置で爆破する! 白い炎が正門を照らし、石畳に熱い影を落とす。寒風がその熱を冷まそうと吹き付け、正門の鉄扉が微かに軋む。日光が炎に反射し、淡い輝きが戦場に広がる。


「死なないでアクイラ!」

「アクイラ……」

「死ぬんじゃないアクイラ!」

「アクイラさぁーん!」


 セレナ、テラ、リーシャ、エリスの声が届く。彼女たちの声が寒風を切り裂き、正門周辺に響く。正門の鉄扉がその声に微かに震え、寒風がその声を冷たく運ぶ。地面に倒れた彼女たちの姿が目に映り、風がその声を冷たく撫でる。


「大丈夫、アクイラなら死なない。私、信じてる」


 ルーナの声が聞こえる。彼女の声が寒風に混じり、正門の石畳に低く響く。地面に微かな水溜まりが広がり、日光に反射して揺れる。そうだ、死んでたまるか! 正門の鉄扉が微かに軋み、寒風が俺のコートを冷たく撫でる。石畳に微かな焦げ跡が残り、日光がその跡を淡く照らす。


「うぉぉぉおおお!!」


 俺の身体がさらに上昇する。白い炎が正門を照らし、石畳に熱い影を落とす。そして、大砲を捉える。明日……生きて……必ず戻るんだ!! 寒風が俺のコートを冷たく運び、正門の鉄扉が微かに軋む。地面に散らばる枯れ葉が風に舞い、微かな音を立てる。

 砲弾が炸裂し、爆発する。その爆風に俺は飲み込まれた。爆風が正門を震わせ、寒風がその衝撃を冷たく運ぶ。俺はそのままゆっくり落下し、砲弾から出たガスを吸った気がした。石畳に微かな焦げ跡が広がり、日光がその跡を淡く照らす。風が俺のコートを冷たく撫で、正門の鉄扉が微かに軋む。

 ああ、俺は…………死ぬのか。もう朝日を見ることはないんだな。森の静寂が俺を包み、遠くの木々がざわめく音が耳に響く。石畳に微かな水溜まりが残り、日光に反射して不気味に揺れる。寒風が俺のコートを冷たく運び、正門の鉄扉がその最後の音を淡く響かせる。

当初の予定にはリーシャとエリスはいませんでした。

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