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或る冷めた女の一生  作者: 重原水鳥


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23/23

登場人物(※ネタバレを含む)

 他の話につけていた登場人物を書いていなかったので。


 最終話までのネタバレを含みます。



 

◆エラ / エレオノーラ・ユンゲレールブルーダー=アダルブレヒト・ピンクダイヤモンド

 主人公。父譲りのピンクの瞳。

 ピンクダイヤモンド公爵の次男アダルブレヒトと隣国で歌手や女優みたいな事をあれこれしていた女イルザの娘。

 母の死後は体を売って生活しており、一時愛人に収まっていたレンドー伯爵との間に息子ビルを産んだ。

 従弟(いとこ)にあたるアヒムと後に結婚、彼との間に娘ロズィーナを授かる。

 世間には出ていないのでアダルブレヒトが大切に隠し込んでいる宝石みたいな扱いをされているが、幼い頃から何かに例えられるとしたら山猿か捨て猫あたりであったので、その例えを聞くと寒気がする。

 ジュラエル語は上流階級の言葉を最初から覚えたので口調が丁寧になるが、祖国の言葉は荒っぽい下町言葉しか話せない。

 

◆ビル / ビルゲーリ・ユンゲレールブルーダー=アダルブレヒト・ピンクダイヤモンド

 もう一人の主人公的人。母譲りのピンクの瞳。精霊を見る事が出来る。

 エラと、隣国の伯爵だったレンドー伯爵の間にできた私生児。ただしエラはレンドー伯爵らには何も報告していなかったので、伯爵は存在を知らなかった。

 色々あって母と共にジュラエル王国にたどり着き、母方の祖父であるアダルブレヒトの元で暮らすようになる。祖父、母、そして精霊を感じれる仲間であるアヒムに懐いている。


◆アヒム・ピンクダイヤモンド

 ピンクダイヤモンド公爵の息子。アダルブレヒトの甥。ピンクの髪と瞳。精霊の声を聴く事が出来る。

 精霊の声を聴ける力が重宝され、様々な仕事をして公爵領やそこと関りのある場所を飛び回っている。

 国境の街にある別荘である仕事をしていた時に、精霊の声に導かれて川辺に倒れているエラやビルを助けた、二人の恩人的人物。

 色々あって、最終的にエラと結婚し、娘も授かった。


◆アダルブレヒト・ピンクダイヤモンド

 エラの父親。ピンクの髪と瞳。複数言語を使え、他国に対するピンクダイヤモンド公爵家の顔役として様々な国を転々としている。

 若い頃、隣国に滞在していた時に美しい歌を歌っていたイルザに惚れ込み、彼女に会うために通い続けていた。結婚するつもりで帰国時にプロポーズをするも振られる。以後、ずっとイルザを忘れられずに引きずり続けていたら、突如甥のアヒムから「ピンクダイヤモンドの血を引いていると思われる隣国人の親子を保護した」という連絡を受け、胸騒ぎからアヒムの元に行った所、今でも愛している女の面影が強い自分と同じ色の瞳のエラと、髪色以外は幼い頃の自分にそっくりなビルを見て、イルザの子だと確信し、精霊のお墨付きも貰い、自分の娘と孫として引き取る。

 娘であるエラに激甘。

 休みの日はエラ()膝枕をし、娘の歌を聴くのが楽しみ。


◆イルザ

 エラの母親。ジュラエル王国の隣国で歌を生業としていた女性。とても歌が上手い。一時は歌姫と言われていた。

 アダルブレヒトが若かりし頃、現地妻のように関係を深めていたが、彼が帰国時にされたプロポーズを拒絶した。

「今更外国語を覚えるなんて無理」

 エラを孕んでいた事でプロポーズを拒絶したとき想定していた今後の人生計画がすべて狂った。

 エラの事は母乳をやるぐらいの事はしていたが、そのほかはほぼ放置していた。

 己の仕事場で落ちてきた大道具に潰されかけたエラを突き飛ばし、右手以外はぺちゃんこになった。

 余談であるが、【もしも】アダルブレヒトが貴族的な思考で「私がそうしたいからする」となって無理矢理ジュラエル王国に連れ去って結婚していた場合、急激な環境の変化によりストレスで精神的におかしくなり、アダルブレヒトとの関係性も悪化し、生まれてきたエラを積極的に虐待し、アダルブレヒトの手によってエラとは引き離されて、アダルブレヒトともエラとも和解する事なく死ぬ。

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― 新着の感想 ―
重原先生の作品の中で一番好きな作品です
1話の注意書きで毒親って書いていましたが、子供の面倒を見ず人任せで子供が親の面倒を見るって所だけを見た限りは、毒親なんでしょうね。 しかし、伯爵の追っ手から逃げる時、橋から飛び降りた時などを見て限り、…
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