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竜に生まれまして  作者: 雷帝
幼竜編
6/211

第五話:事件の発端

今月前半は忙しかった…前半二週間余で休みが一日ってのは辛い

後半は時間の余裕という名の休みが取れるようになるのでさくっと上げていきたいです

 冒険者達にはクラスと呼称される分類がある。

 とはいえ、それらは元々冒険者の黎明期に彼ら自身の間で自然発生的に生まれたもので、ゲームのシステムのように「貴方は戦士です」「貴方は魔法使いです」とご丁寧に記されるようなものではない。

 普段からチームを組んでいる者同士ならば、お互いのチームにおける役割をきちんと理解している。仲間がどんな技術を持ち、どんな戦い方を得意とし、何を苦手としているかも理解しており、だからこそ互いに連携を取る事も出来る。

 だが、初めて組んだ者同士ではそうはいかない。

 全てを何時ものチームでこなせるのなら話は別だが、そういう訳にもいかない。世の中、幾つかのチームが組んで大規模な護衛をこなすケースもあるし、何時ものメンバーが病気や怪我でしばらく抜ける事になったりして一時的にチームがバラバラになり、臨時で組んだチームで仕事を請け負う場合もある。

 そんな時にある程度お互いの役割に見当がつくかどうか、というのは非常に重要だ。

 かくして、自然発生したこれらの自己紹介としてのクラス分けはギルドの成立により更に細分化され、今では極当り前に定着している。


 そんなクラスとは別につけられるのが称号。

 これらは職業としてのクラスとは異なり、ある種の特殊能力や何かを成し遂げた事を象徴するという意味合いがある。例えばキアラの場合、竜と共にあるという事を特殊スキルとして解釈し、「ドラゴンライダー」という称号を有しているという事になる。で、ある為……。


 名前:キアラ・テンペスタ

 クラス:魔闘士/上級

 称号:ドラゴンライダー


 というのが彼女の冒険者としてのおおまかな区分となる。

 これにメイドとしての経験などが本人が希望するならば追加条項として記載され、依頼が行われる際の判断基準として用いられる事になる。

 そんな称号の中でキアラのような例外を除いて尊敬を集める称号を「竜狩り」という。

 これはその名の通り、下位ではあるが竜を狩った事がある、という事を示すもの。それも大人しい草食竜ではなく、凶暴な肉食竜を相手どって勝利した者のみに与えられる称号である。下位とはいえ竜は竜、それが飢えや怪我をさせられた怒り、或いは我が子を盗まれたなどそれぞれ理由は異なるとはいえ殺意を持って襲い掛かってくるのだ。大型の竜ともなれば下位竜でさえ鉄並の強度の鱗に覆われ、その体当たりは岩をも砕く。そもそも下位と上位の境目は知性があるかどうかであって、力の差ではない。

 この為、火山を縄張りとする古強者の下位の火炎竜ともなると駆け出しの竜王では勝てない程だ。

 故に竜を狩る者。「竜狩り」は冒険者にとって憧れの称号なのである。

 そんな「竜狩り」の称号をパーティで保有するのが「黄金の鎖」と呼ばれる一同である。そのチームの一人、クラス重戦士を持つバンジャマンはそのクラスが示す通り、重装甲と大型の盾を持つタンカーと呼ばれる仲間達の前に立ち、敵の攻撃を受け止める役割を担っている。筋力と防御を強化するエンチャントを自らに施し、巨大な竜の突撃も受け止めるのではなく受け流す事で味方へのダメージを防ぐ超一流の前衛だ。

 その彼は今、兜を脱ぎ酷く穏やかな表情で景色を眺めていた。

 そこへ同じ「黄金の鎖」に所属するアルベールが飲み物を持ってやって来た。


 「よう、どうだ、一つ」

 「頂こう」


 アルベールよりカップを受け取る。

 暖かな香茶の良い香りが鼻をくすぐり、バンジャマンは顔を綻ばせる。

 軽く口に含み、味わう。ほのかな甘みが舌をくすぐり、心を落ち着かせる。


 「ふむ、いいな」

 「だろう?最近のお気に入りなんだよ」


 アルベールも笑って言う。

 穏やかな空気が彼らの周囲に流れていた。


 「全く……人の力なんてちっぽけなものだな」

 「ああ、まったくだ」


 そう言って、どちらともなく二人は笑った。


 「……あ、あのー先輩がた?」


 そんな二人におずおずと声をかける者がいた。

 こちらもがっちりとした防具で身を固め、その姿には身の丈に合わない防具を身につけている新人のような空気は皆無。「黄金の鎖」の二人には及ばないにせよ彼もまた歴戦の冒険者とでもいうべき空気を漂わせている……のだろう、普段であれば。

 残念ながら、現在はどこか恐る恐る、といった困っているような空気を全身から漂わせていたが……。

 そして、その声にも「黄金の鎖」の二人は全く反応しなかった。それを見て声をかけた人物は今一度声を掛けようとするが……おそらく彼の仲間なのだろう、別の魔法使いと思われる杖を持った軽装の人物が彼の肩を軽く叩いて、首を横に振った。

 その表情は沈痛なものであり、まるで「そっとしておいてやれ」、そう言いたげな雰囲気が漂っていた。

 男もまた理解していたのだろう、深い溜息をついて視線を前に向けた。

 実を言えば、男以外にもここには大勢の冒険者達がいた。そのいずれもが駆け出しとは一線を画す歴戦の強者というべき空気を持った連中、有名な者も多いのだが皆どこか疲れたような空気を漂わせていた。

 男のようにまだ動ける者は良い方で、「黄金の鎖」の二人のように現実逃避した者、顎が外れたような呆然とした顔を隠せないでいる者など様々だ。


 「……ここって戦場だよな」

 「少し違うな……戦場となるはずだった場所、だ」


 男のどこか溜息混じりの呟きに仲間の魔法使いはそう答えた。

 その言葉に一瞬詰まった後、「そうだな」と認めた後、彼は再び視線を前へと向けて言った。


 「どうしてこうなった」



 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 彼らがここへと到着するおおよそ十日程前の事。

 その日、丘陵地帯に位置する都市セーメは特に変わらぬ日を迎えていた、はずだった。

 このセーメという都市、その歴史は元々はこの丘陵地よりやや南の平原に設けられた開拓村に始まる。

 しかし、当初は安全地帯と考えられていたその地は後に判明した事であるが、巨大な下位竜の生息地域であった。当初判明していなかったのはその下位竜が基本的に大人しい種族であり、通常は水中での生活を好んでいた事にある。

 だが、一定の年月、それも十年とかそういう年月の後に子育ての為に地上に上がってくる。

 この時は子育ての時期の動物には良くある事だが気が立っており、通常は大人しいその竜も十年に一度の産卵と子育てのこの時期だけは周囲に動く相手に対しても積極的に攻撃を仕掛けてくる。

 そして、ちょっとした城程もあるそんな竜の番が複数、というその場所は人が生活基盤を置くには余りに危険と言わざるをえなかった。

 結果、大型ゆえに起伏のある土地に入り込むのを嫌っているのを早々に見抜いた村人達が逃げ込んだ先がこの丘陵地帯であり、当初は一時的なものかと思い退避先として暮らしていた訳だがその内何度もやって来るのだと判明した頃には既にこの地には小規模な町が出来上がっていた。

 結果、彼らは完全にこの地に根を降ろして生活する道を選び、丘陵地帯である事を利用した果樹栽培を行っていた。

 現在ではこの地は豊かな果樹園が広がっている訳だが……。


 「……?おい、ありゃあなんだ?」


 その日もまた何時もと同じ日がやって来る。

 そう思いながら彼らはそれぞれの仕事に励んでいた。

 セーメの果樹園は一年を通して何らかの果樹が実り、収穫される。そうして干し果実などへと加工され、或いは一部の保存の効くものはそのまま、また或いは魔法によって保存されたまま各地へと出荷される。無論、最後の方になると魔法を用いた保存によって新鮮な瑞々しい果実を楽しむ事が出来るが、その分お値段も相応のものになり、ある程度以上の裕福なものでなければまず手に入らない。

 これらの出荷によって財政的にも豊かなセーメの街は果実という魔法を使わねば長期保存も、他の街へと持って行って売る事も出来ない品ゆえに盗賊が狙う事も少ない。果実泥棒などした所でセーメの街で売れば足がつくし、かといって他の街まで持って行って捌くとなるとそれ専門の魔法とルートが必要になる。割りに合わないのだ。

 故に、城壁も然程高いものは設置されていないのだが……。


 「お、おい、ありゃあ……」

 「竜だ!」


 それが役目を果たす時が来た事に最初に気がついたのは果樹園で働いていた者達だった。

 しかし、もしこの時見えた竜が下位竜メガロアルクであれば、そこまでの騒動にはならなかっただろう。この地へと逃れた原因であるその竜は現在も時折姿を見る事が出来るが、前述の通り子育ての時を除けば普段は極めて大人しい、それこそ人が足元まで行って、その巨大な足に触っても特に騒ぐ事のない竜だからだ。

 だが、その日は違っていた。

 この日、セーメを襲った竜は二種類。

 地上より群が、空より一体が。

 明らかに異なる竜種。地上の群が草食竜で、空からの竜に追われて、というのであればそう珍しいものではない。

 だが、それらは違う。

 空からは火竜ウルフラムが。

 地上からは暴食竜ガルジャドが迫っていた。

 いずれも下位種。 

 だが、火竜ウルフラムは赤く染まった鱗と四肢を持ち、背中に翼の生えた蜥蜴という一般に竜と言われて一番にイメージされるタイプの竜だ。

 基本、下位竜は生まれと属性によって似たり寄ったりの姿を持つ。故に、こうして種族と竜族以外からは認識されて名称をつけられたりする訳だ。竜王となると姿が一気に千差万別となる事から一説には知性があるかどうかが姿の分れ目であるという推測もある。下位竜はどれもが知性的には多少賢い動物レベルと大差ない為に似たような姿となるのであろう、と。

 ウルフラムは火属性のみを持つ下位竜種の総称のような竜であり、火山を基本的な住処とするこの竜は獰猛な竜種として知られている。

 

 そして、ガルジャドも怖れられている竜の一つだ。

 外見は大型の蜥蜴、ただし全長が最低で二メートル、最大級のボス級となると十メートルに達するこの竜の最大の特徴は極端な雑食性。

 それこそ生きたままの人だろうが、岩だろうが何でも食う。とりあえず口に入れ、強力な消化液で溶かし、溶けなかったものは排泄する。

 結果、この竜の群が通った後には莫大な排泄物の中に消化しきれなかった石ころや鉄などが転がっているという事になり、しかもこの排泄物、酷い悪臭を放つ上に危険な疫病まで時にもたらす為に単純に人を襲い喰らう竜より余程怖れられていると言える。

 そんな竜の群がおよそ百。

 百とはいえ、一度この竜が暴走を始めると弱いものから死んでいき、その死体をまた別のガルジャドが喰らい……という連鎖の中生き残った強者達、最小のものでもその全長は優に五メートルを越える。そんな群が突っ込んでくるのだから恐ろしいとしか言いようがない。

 

 当然、こんな様子を見た住人達は急ぎ街へと戻り、武器を使える者は武器を持って城壁へと走り、冒険者も壁へと駆けつけた。

 だが……。


 「なあ、こんな壁で大丈夫なのか……?」


 誰かが呟いたその声に周囲は押し黙る。それは誰もが抱いていた危惧だったからだ。 

 セーメの街はこれまで安全な街だった。

 一つにはすぐ傍に下位竜メガロアルクの縄張りだった事だ。

 この巨大な竜は普段は大人しい、確かに普段は人が触った程度では気にも止めないし、素手で登るならばその背へと登る事すら出来る。

 だが、一旦怒らせるとその巨体故に極めて危険な竜となり、分厚い岩のような皮膚は生半可な攻撃を通さない。仮に攻撃が通ったとしても下手な城より巨大な巨体故か、とにかくタフでしぶとく、大抵の毒も病気も効かない。下位竜の中ではかなり強い部類に入るのだ、実は。 

 そんな竜の縄張りにそうそう入り込む竜はいない。

 上位竜はわざわざ喧嘩を売る必要を感じず、下位竜の殆どは自らより強い竜の気配を察知して近づかない。

 結果、このセーメの街は竜種に長らく襲われる事もなく、城壁も初期に築かれた低いもののみ。

 王都や危険が予想される地域の街に配備されるような対竜用の大型装備もなく、冒険者もまたこの辺りで危険な仕事というのは少ないので引き受ける仕事の大半は果樹運搬時の護衛に果樹泥棒対策の夜番だの、薬草などの採取が大半。何らかの危険種の討伐といった仕事は殆どなく、必然的にそんな仕事を生業とする冒険者は他の街へと流れ、ごく稀にそんな仕事が発生した時は他の街へと連絡し、解決可能な冒険者に来てもらうという状態。常時街にいる冒険者に荒事に慣れた者はごく少数だ。

 そんな者もこの街にいるのは引退した、だの生まれ故郷がここで偶に帰って来る、或いは旅の途中立ち寄ったというものばかり。

 救いはたまたまいた彼らにさっさと逃げる者がいなかった事だが、そんな者の中でも竜の危険性を熟知している更に少数の者達は共通の危惧を抱いていた。

 

 (もたんかもしれん)


 同士討ちを誘発出来れば、或いはせめて暴食竜ガルジャドの群の進行方向をセーメから逸らす事が出来れば被害は出ても守りきれるかもしれない。

 暴食竜は人も喰らうが、果樹であっても差別なく喰らう。

 つまり、果樹園のある丘の一つに誘導すればそのまま彼らは果樹を食い散らかし、そのまま更に先へと突進してゆく。わざわざ戻ってくる事などまずないので、そうすれば果樹園一つの損失程度でそちらは切り抜ける事が出来る。まあ、火竜ウルフラムでもある程度の被害は出るだろうが、セーメの街が滅ぶ、という事はあるまい。

 被害を受けた果樹園の持ち主に関しては見舞い金や賠償金の問題が生じるだろうが……それは領主の仕事であり、生き残ってからの仕事だ。今はそんな事を考えている余裕はない。問題は……。


 (……逸らす、にしてもどうやって、だ?)


 それが熟練冒険者達の頭を悩ませていた。

 現在のコースは最悪な事に街を直撃するコース。

 城壁は街が豊かだからだろう、手入れ自体はきちんとされていた為に崩れているといった事はないが元より三メートル程度の高さの城壁。暴食竜は四足歩行である為に全長五メートルといっても全高はもっと低い。低いのだが……大型のものならば楽に乗り越えてしまうだろう。

 となれば、まず第一撃を受け止めなければならないのだが……。

 生憎、それが出来そうな人材は不足しているのがありありと分かる。

 結論。


 (もたねえな、こいつは)


 ある者は自分達が生き残る事を優先する事を決意する。

 薄情という事なかれ。

 勝ち目のない戦いにそれでも身を置いているだけ彼らは好人物の類に入るのだ。

 生き延びて、この事を他へと知らせる。全滅してしまえば、知らせる者が減り、もし生き残ったとしても旅もろくにした事のない者であれば、他の街へとどう向かえばいいのかも分からないだろう。最悪、最寄の街ではなく最も遠い街へと続く街道を選んでしまう可能性だってある。この世界はまだ一般の家庭で当り前のように詳細な地図が見れるような世界ではないのだ。

 おおまかに記された地形図に大雑把な線、大抵ちら、とでも見る可能性があるのはその程度のものでしかない。道とて特筆する程整備されている訳ではなく、獣道のような山道もあるし、水場の位置もご丁寧に表示がある訳でもない。

 すなわち、どの道をどう行けば良いのか知る者でなければ最悪別の街へと向かう途上のどこかで誰にも知られる事なく姿を消す、という事もありえるのだ。彼らが間違っている訳ではない、という事も理解してもらえるだろう。


 その一方、ここで死ぬ事を覚悟する者もいる。

 前者が現役の比較的若い者なのに対し、こちらは老いた者。

 かつては最前線で武器を振るっていた戦士だった初老の男、魔法使いの老婆らがいる。彼らは冒険者を引退し、この街に定住している者達だ。

 定住し、家族を迎え……或いは我が子が、或いは孫がいる者達。彼らは家族を逃がす時間を稼ぐ為に命を捨てる覚悟を決めた。

 同じように、この街出身故にそうした覚悟を決めた者達がいる。

 既に街から一時離れる、という名目での避難は開始されている。

 全員が逃げ出すのは不可能だろうが……少しでも長く時間を稼ぐ、そうすれば逃げ出せる者の数はそれだけ増えるはずだ。

 

 一つだけはっきりしている事があった。

 それは誰もがセーメという街の防衛が不可能である事を理解しているという事。彼ら冒険者達だけではない。兵士も僅かな騎士も、或いは民間の有志も……けれども彼らは立ち向かう。助からないとアレを見た瞬間に理解した者も多いだろう、それだけの迫力が、死を理解させるだけの力が竜の群にはあった。

 

 「来るぞ……!」


 けれども。

 例え足がガクガクと震えていても。

 例え歯がカチカチと鳴っていても。

 例え震える体が鎧をカチャカチャと鳴らしていても。

 それでも逃げる者はいなかった。

 いや、セーメの街全体で逃げる者は大勢いるのだ。けれども、彼らは覚悟してここに来た。

 低い城壁へと群の先端が辿り着く。

 暴食竜ガルジャドの体が城壁へと足を掛け、踊りあがろうとする瞬間を狙い、冒険者の一人がその鼻先をしたたかに叩きつけ、悲鳴を上げ竜が落ちる。

 それが開戦の合図となったのだった。 

 

 セーメの街、陥落。

 死者は街の住人全体の六割に達し、城壁にて戦った者で生き残ったのは僅かに冒険者四名であった。


【ドラゴンファイルNo.1】

火竜ウルフラム

脅威度:D

討伐危険度:B


・火属性のみを持ち

・翼によって空を飛ぶ

以上の二点の特徴を持つ下位竜の総称。

元々火属性である為に火山地帯など火属性の活発な土地を好む為、人の生活圏と重なる地域が限られており国という単位で見た時脅威度は低い

むしろ、ウルフラムが巣を作った場合、平穏に見えてそこは火属性が活発という事を意味する為に早めの避難が勧告される事もある

時に人の住む街を襲撃する事もあるが、執拗なものではない。ただし、唯一の例外として子供や卵を浚われた、殺された場合は執拗に攻撃を行う

この為、街が崩壊するといった話は大抵人が先に手を出したケースである

反面、積極的に討伐を行う際は火山地帯に主に生息し、空を飛ぶという性質上極めて討伐は危険で困難

しかし、もしも狩る事が出来た場合巨万の富を得られるという事もあり、一攫千金を狙う無謀な者が挑むケースが稀に存在する

獰猛で危険な種だが、同種に対してはかなり緩やかながら共同生活を営む事もある事が確認されており、一つの火山に五つの番が確認された事もある


次回も竜更新予定

……ワールドネイションも早くプロローグ改定完成させねば!


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