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竜に生まれまして  作者: 雷帝
人竜戦争編
173/211

変わる世界15

 「フォール級二番艦轟沈!!」

 「三番艦喰いつかれました!!」


 ここまでは予想通りだ。

 実の所、駆逐艦は囮だ。

 ここに来るまではちゃんと最低限の乗組員を乗せて、航行してきたが、砲撃開始前に全て避難している……!


 「よし、やれ!」

 「総員、耐衝撃耐閃光防御!!」

 「起爆せよ!!」


 直後に激しい衝撃が襲ってきた。

 光は見えない。

 既にシャッターが降りて、完全に遮断しているからだ。

 ……あの駆逐艦達は巨大な爆発物だった、という訳だ。

 というかまあ、元々軍艦は大量の爆発物を搭載しているからな……アーセナルシップという構想まであるぐらいだ。奴が食いついた所で爆破した訳だ。

 

 「やったか!?」

 「確認中です!!」


 至近距離での爆発だ。ただではすむまい……。


 「砲撃も用意しておけ。健在であれば即時叩き込む」

 「……了解しました」

 「あの爆発です。ケリはついてますよ」


 参謀の一人がそんな事を言ってくるが……。


 「いや、奴が死んだと確認が取れるまでは油断すべきではない」

 

 慎重すぎるぐらいでいい。

 そんな時、報告が入った。


 「!奴の姿を確認!!健在です!!」

 「何だと!?」

 「そんな馬鹿な!!」


 「うろたえるな!!!!!!」


 参謀達が一番動揺しているな。

 むしろ、艦長や兵士達は冷静だ。


 「これでこそ倒し甲斐もあるというものだ!!主砲発射用意!!」

 「照準よし、何時でも撃てます!」


 思わず視線を向ければ、砲手がニヤリと笑ってみせた。どうやら、最初からあれで仕留めきれるなどと考えず、待ち構えていたようだ。こちらもその笑みに笑い返してやる。


 「ようし、奴にこちらの砲撃をたらふく食らわせてやれ!」

 「了解です!!」


 頼むぞ。

 故障するんじゃないぞ。

 そう思いつつ、砲撃を開始する。

 高速で連射される砲弾によって盛大に水柱が立ち、奴の姿が掻き消える。 

  

 

 

 ――――――――――




 無駄なんだよ、全ては。

 

 空の上からそう言ってやりたくなった。  

 知らないから仕方ないとはいえ、奴らは竜の使う魔法を甘く考えすぎている。  

 下位の竜でも魔法を使う奴はいる。ほとんどは極絞られた一種類か二種類程度の魔法だが……それが有効な魔法なら十分すぎる。

 ……見えていないのだろうな。

 見えていれば、絶望しているだろう。


 液体化。 

 

 それが奴が使っている魔法だ。

 一時的に奴は体を液体、水へと変えている。

 水の塊に徹甲弾なんぞぶち込んでもな……なまじ貫通力が高いせいで爆発すらする事なく、すぽすぽすり抜けている。

 あれには電気をぶち込んでやれば大打撃、なんだが。


 「まあ、だから私がここに派遣されたのだろうけどな」


 その時は間もなくだった。

マッサージ行こうと思って調べてみて思った事

……値段分からないと下手に行く気になれませんね。本当に

足腰痛い……

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― 新着の感想 ―
[一言] 物理無効か、軍隊じゃ勝てんな。 マッサージじゃなくて接骨院だけど、やたら回数券を勧めてくるお店は返金などに応じない場合があるので注意が必要です。
[一言] 更新お疲れ様です。 整形外科から始めた方が良いのでは。
[一言] 接骨院やマッサージ店によってはワンコイン(500円)程度でお試しマッサージしてくれるのもありますよ? 無免許無保険の原付にBAN食らった後遺症の腰痛治療に行ってた接骨院がそんなのやってまし…
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