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真珠星  作者: 夢乃マ男
第二章
21/50

センパイの思惑

慌ててセンパイと甘いものを食べに行く日をセッティングした。


急にこしらえた場所でセンパイを待つ。

どうやら私は流星風流の新メンバーオーディションに応募されていて勝ち残っていたらしい。


今日の私の意思はひとつ、いかにして断るか!その一点につきる。


「やっほー!おまたせ!お洒落なお店だね!それよりすごいよ!二葉ちゃん!!おめでとう」


能天気な人だ。しかし、だからこそ感情剥き出しのおめでとうが私の心に刺さる。


伝えたいことを言い出せずに、テーブルにはセンパイに似つかわしいかわいくデコレーションされた甘いものとコーヒーが運ばれてきた。


私の浮かない表情をみて、からかうようにセンパイが甘いもので満たされて恍惚の表情を見せていた顔を一変させ、聞いてきた。


「どうしたの?そんな機嫌良さそうな顔して!!ほら、言いたいことあるならいいなさい!」


「私やっぱり辞退します。すいません」

「なんでー?せっかく残ってるのにもったいない!」

「全然私なんか可愛くないし、アイドルなんてできませんよ」

「受かってから考えよーよ」

「歌もダンスもできないし」

「それでいいんだよ!アイドルなんて成長過程を見守るのも1つの楽しみなんだから!私が言うんだから、信じて!貴女はかわいいし、可能性なんてたくさんあるんだから!受かったら儲けモンくらいで考えなよ。女の子ならアイドルに憧れた事あるよね?キラキラしたかわいい女の子になりたくない?憂ちゃんと同じ舞台に立ってみたいと思わない?」


たしかにアイドルに夢見たことは誰だってあるだろう。映画に出てくるお姫様のようになりたい。そんな風に誰しもが通る道。諦める時期が人それぞれ違うのだが。

想像してみた。あの人と同じ舞台に立つ私。

わくわくしてしまった。そんな夢のような舞台。


結局私は断りきれずに店を出た。


「受かったら、関係者席で呼んでね!」


目的はそれか。しかし、センパイの作った妄想校内アイドルグループのメンバーに残った私なら、もしかしたら流星風流にも入れりかも知れないと思うと少し前向きになってしまった。





三次審査は面接らしい。

なので私は明日の面接の為、自分史を振り返り自己PRを考えていたのであった。

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