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東方転妹録〜悪魔なんて言わせない!!〜  作者: 愛式未来
第3章 ~デンデンデデデン地霊殿!~
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やること多すぎて追い付けないよ!byフラン&作者

どうも、東方転妹録最新話です!



……更新遅くなってんじゃねえかと思われている皆様、誠にその通りで本当に申し訳ないです。


正直リアルが忙しくなってきました、何故か。

しかも今回は前回のシリアスぶったぎりギャグルートです、本当にギャグです!



と、とりあえず楽しんでいってください!

ゆっくりしていってね♪

ーーーーー数時間後、嵐山。

ーーーーside フラン



暴れた直後で都にいては不味いと小白達に引っ張られるように嵐山に連れてこられ、それぞれ話を再開すること数時間…………今は地霊殿の話で持ちきりになってしまっていた。



「だからお姉ちゃんもどうしてそう簡単に了承するの!? フランや御義姉様と離れ離れになっちゃうんだよ!!!?」


「……こいし、これは以前から私の運命を見たレミリアと話していたことです…………もっと言えば、紅魔館で職に就いた頃から、ですが」


「それに最初こそ仕事は忙しいですが、旧地獄、地底の怨霊の管理が上手く軌道に乗ればそこまで忙しくなることも無くなるでしょう」



この話が始まってからひたすらにさとりが地底に行くことを止めようとするこいしに、さとりと依頼の当事者である映姫さんが説明と説得を重ねる。

しかし、こいしが折れることもなければさとりや映姫さんが折れることもないために話は完全に平行線を辿っているのが現状だ。

因みにこいしは、幾らなんでもさとりを一人で行かせる気は無いらしく本当にさとりが地底に行くときは着いていくつもりらしい。

……それもあって、あそこまで強く反対しているのかな?



「話し中に悪いけど、地底って行くのにそんなに苦労するの? 私達は都に襲撃してきた妖怪で強いやつを封印してホイホイ地底に送ってたけど、案外簡単には送れるわよ?」


「封印とか関係ないんだったらそれなりに時間が掛かるよ。 なんたって底無しって言葉が当てはまるくらい地下にあるんだしね」


「ということは地底に行ってしまえばそう簡単には会うことが出来なくなるということなのか……」


「まぁ便利な運び屋がいるからそこまで気にする必要はないわ」


「御姉様…………紫さんは運び屋じゃないよ……?」



転移系の式を混ぜた術を使っていたのか、地底との距離感が分かっていない雀にぬえが簡単に説明する。

すると玄気が感心したような、それでいて何処か悩むような声をあげていた。

……御姉様の発言は本気じゃないよね?

本気だったら紫さんに私から謝らないと、幾らなんでも不憫だよ!



「さとり、どうしても地底に行く気持ちは変わらないのかー?」


「……えぇ、以前から決めていたことですし、そのために色々とレミリアから学んできましたからね。 ここで行かなければ、当主として必要なことを教えてくれたレミリアにも申し訳ないですから…………」


「うっ……で、でも…………!!」


「こいし、私からも何度かそれとなく伝えていたはずよ? まぁ私が見た運命を伝えるのが忍びなくて、はっきりと伝えてなかった私も悪かったけれど」



遂にはこいしの説得に御姉様までもが加わり、こいしの勢いがかなり削がれた。

……でも、こいしが嫌がる気持ちも分かるよね。

ワガママかもしれないけど、今まで沢山楽しい思い出を紅魔館で作ってきたんだし、その紅魔館からさとりが去ることも、さとりを一人にできない自分が去ることもやっぱり嫌だと思うもん。

どうにか良い案は無いかな……?



「よし! それならば私が作ったこの転移式で「私達に神力で作った式で転移して消滅しろって言いたいわけ?」かい、け……つ…………」


「「「「黄龍様、暫く黙っていてください」」」」


「まぁ転移の術も良い案だと思うけど、しかし地底にゃ色んな神様が作った結界やらがあるからそう簡単には転移なんて出来んよねぇ」



元気良く手をあげて転移式を取り出した清さんだったけど、見事にぬえにぶったぎられ小白達から呆れられる。

それを見ていた小町さんが、転移式の案自体をそれなりにさりげなく否定していた。

……まぁ私達妖怪が転移式で粒子化した状態で神力なんかに触れたら一発で死んじゃうもんね。

私の能力でどうにかできるかも知れないけど、それだと私に能力が効かないことを思い出されて掘り返されちゃうかもしれないからちょっと出来なさそうだし…………八方塞がりなのかなぁ……?



「……こいし、こいしは仕事の合間でも簡単に紅魔館と往き来出来る場所なら良いのですか?」


「うん……それなら好きな時にフラン達に会えるし、文句はないけど…………でも地底だとそれは出来ないんでしょ?」


「地底と言えば強力な妖怪達が沢山封印されているところですし、そう簡単に地上と繋ぐ穴を開けることも出来ませんしね。 やはり、地底に行くとなるとそう簡単には会えなくなるのは確実なのではないでしょうか」



美鈴が言う通り、映姫さんから頼まれている地霊殿での仕事をしながらでも簡単に会えるほど地底というのは近い場所ではない。

私がオーエンの時利用していたのも、私が空間に歪みを作れるという能力の応用の仕方を知っていたからにすぎないのだ。

……ってあれ? それなら私だけなら簡単に何時でも会いに行けるよね?

あっ、でもそれだと私しか自由に動けないし、私が動けないときが困るか…………むぅ、地底の強力な妖怪のことを考えると紅魔館の近くに穴を開けて紅魔館周辺で好き勝手されても困るし、警備も必要になっちゃうよね…………警備?

あっ…………そういえば昨日の…………!



「ねぇねぇ映姫さん、地底でさとり達が住む場所って決まってないのかな?」


「えっ? まぁ、まだ詳しくは決まっていませんね。 灼熱地獄なら怨霊を処理しやすいですから、その近くにするつもりですが」


「そっかぁ…………じゃあその灼熱地獄って紅魔館の真下にあったりするの?」


「えっと、一応ありますね。 溶岩の本流から分離している怨霊の処理にはギリギリといった大きさの分流があります」



……よし! これなら昨日私が考え付いた案が出来るよ!

ふふふっ、これでようやくこの件が解決できるね。

こいしには悪いけど、異変のことを考えるとさとりには地霊殿に行ってもらわないと困るもん。

それに早くこの件を解決して小白達の話を聞かないと、何だか小白達がそわそわしてるしね。



「……フラン、もしかして何か良い案が浮かんだのですか?」


「それならば一つ聞かせてもらって良いか?」


「うん!……ふふっ、皆忘れてるだろうけど、昨日私が言った案があったよね?」


『『『『『…………あっ!』』』』』


『『『えっ?』』』


昨日の私の発言を聞いていない小白達を除いて、忘れていたことを証明ように揃って驚きの声をあげる皆。

勿論御姉様やさとり、映姫さんでさえも声をあげていた。

……私も思い出すの遅かったけど、皆も案外忘れてたみたいだね。

御姉様とか紅魔館の警備の問題で言わなかっただけなのかと思ってたや。



「そ、それ採用!! 絶対採用だよねお姉ちゃん!!!!」


「……え、えぇ、あの案は私も良い案だと思いますしこいしがそれでよいのなら良いですよ。 閻魔様も、それで良いですよね?」


「勿論、それで覚り妖怪である貴女に怨霊達の管理をしてもらえるなら私が反対することもありません」



正しく妙案と希望を得たという表情で喜びの声をあげるこいしに、少し驚きが抜けきれていないながらもさとりと映姫さんは賛成の返事をしていた。

……とりあえず、地霊殿計画はこれで方針は良いかな?

後は小白達の件をもう少し聞いてちゃんと話し合わないとね!

(主に清さんに)誘拐とかされたら後々騒動になっちゃうもん!



「やったぁ!! えへへ、ありがとうフラァァァァァァ、ア……ン…………」



こいしの懸念が何とかなりそうになったことで本当に嬉しそうに私に飛び付いてこようとしたこいしが、

飛び付こうとした直前で固まる。

何故なら私の周りは…………



「流石フランなのかー! よくあの事を思い出したのだー!!」


「ほんっと、なんで私達思い出さなかったんだろ? でもまぁそれを思い出したフランはやっぱ最高よね!!」


「よくやったわフラン! 姉として少し恥ずかしいけれど、フランがしっかりしていて本当に嬉しいわ!!」

















「…………私の……私の分も残しててよ…………ルーミア達のバカァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」



……既に、ルーミアとぬえと御姉様で固められていたから…………。





ーーーーー


以上、地霊殿の位置決め回でした!



……原作で灼熱地獄が地上のどこと同じ位置か全然知らないけど、まぁ良いですよね。

改変覚悟の二次創作ですし…………良いですよね?



こいしにはドンマイとだけ声をかけてやってください!


それではまた次回にてお会いしましょう!

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