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【コミックス第10巻!】最強で最速の無限レベルアップ ~スキル【経験値1000倍】と【レベルフリー】でレベル上限の枷が外れた俺は無双する~(web版)  作者: シオヤマ琴
第三章 成長少年

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第96話 秘めたるちから

「ぅあぁぁぁっ!」

「痛ぇぇぇっ!!」

「ぐあああぁぁっ!」

「痛えぇぇぇよぉぉぉっ!」


桜庭たちの痛々しい悲鳴が店中にこだまする中、伊集院が店を出ていこうとする。

俺はそんな伊集院の前へと瞬時に回り込んだ。


「……ん? えっ? さ、佐倉くん? きみ……どうしてここに……?」

「お前らより先に店にいたんだ」

「佐倉さん、わたしダンジョンセンターで回復魔法が使える方を呼んできますぅ!」

そう言うと磯さんが店を駆け出していく。


俺を見て一瞬驚いた顔を見せた伊集院だったがまた感情を抑えた顔に戻ると、

「……そ、そうなんだ。ところで佐倉くん、今の誰?」

ぼそっとつぶやいた。


「誰でもいいだろ。それより伊集院、今さっきのお前がやったんだよな」

「……そうだよ。ボク、プロのプレイヤーになったんだ……ボクのレベル、いくつだと思う?」

「さあな」

「……ふふ、佐倉くんになら特別に教えてあげてもいいよ。きみには少なからず感謝しているからね」

口をあまり動かさずぼそぼそと喋る伊集院。


「いくらいじめられていたからってさすがにこれはちょっとやりすぎじゃないのか」

俺は痛みに耐えかねて床を転げまわっている桜庭たちに手を向けて言う。


「……おかしいな。佐倉くんはボクの味方だと思っていたのにな」

「俺もこいつらは嫌いだけど手足の骨を折るのはちょっとな、どうかと思う」

「……そう。わかったよ……もういいからそこどいてくれる」

「いや、お前のしたことは過剰防衛だ。悪いけど見逃せない」

そう言うと俺は伊集院の腕を掴んだ。


すると俺の腕をさらに伊集院はもう片方の手で掴み返してくる。


俺はそれを振り払おうと少しだけ腕に力を込めた。


だが――びくともしない。

な、なんだ、こいつの力は……!?


いくら手加減しているとはいえ人知を超えたちからを持った俺と同等のちからでもって伊集院は俺の腕を握り返してくる。


にやりと笑う伊集院に対して、

「お、お前……一体――」

そこまで言った時だった。

俺はずっと伊集院と目を合わせていたはずなのに気付くと俺の目の前から伊集院は忽然と姿を消していた。


「――い……? 伊集院……?」

周りを見回すが伊集院の姿はどこにもなく未だ悲鳴を上げ続けている桜庭たちだけが俺の足元に転がっていた。



☆ ☆ ☆



磯さんが呼んできてくれたダンジョンセンターの職員によって無事元通りになった桜庭たちは俺と目が合うなり礼を言うこともなく蜘蛛の子を散らすように去っていった。


そして俺と磯さんもファストフード店をあとにすると伊集院のことを気にしつつもダンジョンセンターの職員とともにダンジョンセンターへと足を運んだのだった。

お読みいただきありがとうございます。

評価もブクマも感想もとても嬉しいです。

これからもよろしくお願いいたしますm(__)m

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― 新着の感想 ―
[良い点] え、なんかレベル3000とか言ってのちのち邪魔しに来たのにぼこされる末路になりそう、、、、
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