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 ロープを伝って降りて、出っ張りがあったことを伝えるとすぐに同じように見てみたいという事になったので撫子にお願いをして強く押してもらうと、レベッカさんも出っ張りを見る事が出来、そして自分の時と同じように引っ張り出す事をしたみたいですが、出っ張りが何なのかは同じように分からなかったみたいで元に戻して今回の探索は終わりとなったのですが、撫子がいつもと少し違う感じで頭の上から尻尾を垂らしてすりすりしてきたり、ぺちぺちとしてきたり今までとは少し違う動き。


「なにか伝えたいことでもあるの?」


 と、聞いても、ペチペチ否定をするのですがそれにしてもいつもはやらないような動きなので、やっぱり少しだけ気になるわけで。

 そんないつもとは少し違う撫子を頭にのせながら、今日の個人依頼はおわるのですが帰りのアウェクルの上でもやっぱり少し撫子の様子がおかしくて。


 いつもの採取の時と一緒でギルドに帰ったらまずは部屋に戻って体を奇麗にしてその後に夕食となるわけですが、何となく心配というのもあって今日は夕食に一緒に撫子を連れて行くと、いつもはプイっとそっぽを向いてしまうのに、今日に限ってレベッカさんと仲良くしている状態。


「やっぱり少し様子がおかしい?」


 そんな気持ちがあって、一応門番の二人に聞いてみるのですが返ってくるのはいつもと変わりなさそうだという話だけ。


「ですかねぇ」

「気にしすぎだな」

「それよりも、なにか見つけたんだって?」


 今日の成果を二人も聞きたいみたいで、レベッカさんと新しく見つけられた出っ張りの話をします。

 すると二人も次回見てみたいという話になったので、ボタンを強く押す方法を考えるわけですが、一番いい方法は今回同様に撫子にお願いをするのでしょう。

 そんな感じにちょっといつもと違う感じの撫子を見る事になったのですが、次の日になってしまうと昨日のようないつもと少し違う感じはなくなっていて、撫子もいつも通りに。


 そしていつもの毎日に戻るわけですが、あのロボットを動かしたいとなればやっぱり動力が必要な事は間違いなく。

 ただ、あの遺跡どこかしらにその動力の一部がある気はしていて、そのおかげで多分毎回あのライトが光っていると思うのですが、その場所にはいまだにたどり着けたことはなく。

 というよりは探したことがない事に今更気が付くわけですが、アレだけの大きさのロボットを動かせる動力が地球とは違うこっちの世界にあてはあるのかといつもの三人に聞いてみると、答えはノー。


「そんな動力があるんだったら、もっといろいろなものに使われていると思わない?」

「魔力とかは?」

「魔力は確かに私達の身体強化に必要なものだけど、どちらかと言えば空気に近いモノだから、動力とは考えられていないかしらね?」


 そんな言葉が返って来るだけ。


「そんなことをいうのなら、なにかおっさんはあるのか?動力について」

「いや、無いね」

「無いのか?本当に?」


 あれ?珍しく突っかかって来るな?的な感じでヒックスさんを見たのですが、そこまで厳しい感じはなく、むしろおかしいな?って顔をしているぐらい。


「え、あると思ったんですか?」

「神様なんだろ?だったらそういうのもあるもんかと思って」

「あー、そういう意味では……考えたことがない訳じゃないですけど、本当にただ頭で想像しただけですからねぇ」

「それでいいじゃないか。出来ないのか?」

「あー、ここは地球じゃないし、魔力もあるなら出来ない事はない様な気もしますが……」


 それは自分が頭の中で考えた、地球にもし魔力を発生させるにはどうしたらいいかという自分なりの考えで、ただありえないだろうという思いもあった考え。


「こっちの世界の魔力って、どういう原理とかって分かっているんです?」

「いや、魔力はただそこにあるというものだから、なにがって言うのは聞いたことや習ったことはないな」

「ただそこにあるって習うんですか?」

「そう。空気も、魔力もそこら中にあるモノ。……そうじゃないのか?」

「えーっと、例えば空気の中で自分達が何を必要としているとか……」

「息をするんだから、必要なものが何かしらあると言われれば、そりゃあその通りかもしれないが、それが何かって言うのは知らないだろ?」

「意外とこの辺りは大雑把……なのかな?」

「大雑把でもないよな?な?」


 ヒックスさんがウェージさんとレベッカさんに確認するように聞くと、その通りと頷きが返ってきます。


「じゃあ、適当に説明しますが、空気の中で自分の世界では酸素が必要と言われていました。で、その酸素っていうのはそこら中にある木や草が二酸化炭素って言うのを吸って吐き出してくれるっていうのが一般常識でして」

「おっさんの居た世界って言うのは、かなり色々と進んでいた世界ってことでいいのか?」

「まあ、その位の認識で十分かと」

「それで、何が言いたいの?」

「じゃあ、魔力って何が出してくれているって話になるわけでして」


 何も無いところから生まれている可能性というのは一応否定できないわけですが、普通に考えれば何かしら魔力を出す元になるモノがあってもおかしくないわけで。


「もし、その魔力を出すもとになるモノがあったら凄い動力にならないかなーって」


 それの素になりそうなものなんて思いつかないのですが、そういう何かがあればいいような気はするのですが、三人共顔を見合わせてそんなものないぞって顔。


「なさそうですね?」

「まあ、そんな都合よくは……な?」


 ロボットの動力になりそうなもの……都合よくみつからないかなぁ



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