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 心強い味方も横にいる状態になったので、敵が出てきても怖くない空気にせっかくなったのですが、この間の様に謎石が動いていることも無ければ、採取中に新しいモンスターに遭う事もなく、安心安全な採取に。

 そして、その次の日もさらに次の日も何事もなく採取活動は楽なまま終わり明日は一週間ぶりの遺跡探索なのですが、帰り道に何故かふっと思い出したのは有名な人のセリフ。


「身構えている時に死神は来ないって、本当かもしれない……」


 そんな言葉を帰り道にぼそっとつぶやいたのですが、ペチペチと頭を撫子が叩いてきたので、多分この動き的に撫子が言いたいのは、死神が居たとしても私がぶっ飛ばすぐらいの気概を持っているというような反応をした感じ。


「そもそも死神が自分を殺す理由もないんだよね……」


 自分の言葉に自分で答えが出てしまったのですが、今度はその通りと言わんばかりにすりすりと撫子が撫でてくれるのですが、数日も同じようなやり取りをしているとなかなかそれがヒンヤリと気持ちよく、落ち着くようになっている自分に多少の驚きはあるのですが、嫌な感じはなく。


 そして今日もいつもの通り薬草ばかりの収穫をしたのですが、明日以降一緒に動いてもらうつもりですが、撫子の分の食事がない事に今更ながらに気がつきます。


「キノコ、残さないでよかったの?」


 すりすり


「食べ物ないよね?」


 すりすり


「大丈夫なの?」


 すりすり


 という感じで、食事は無くても大丈夫という返事を撫子がしたのですが、それでも一応心配ではあって。

 ただ、キノコ以外に何か食べているところは見たことが無いので何を食べるかと考えても分からないが正解の状態なので、あまり無理矢理何かしらを食べさせるという訳にもいかず。


「あげられるものがあったらあげるから、もしもお腹が減ったりしたときには言ってね?」


 すりすりと、元気な返事をもらって、今日もいつもの帰り道を帰ってからも慣れた行動をするだけ。

 お湯を貰って、体を奇麗にして、自分の身体が終わったら撫子も奇麗にして。

 その後は撫子がいつも通りに部屋でゆっくりしているので、一人で食事をしに行き、ヒックスさんやウェージさん、またはレベッカさんやカップルの二人と話をしながら食事を済ませて、それが終わったら部屋でゆっくり休むだけ。




 そして次の日の朝、いつもと同じよりは少し早めの時間に起きるとレベッカさんがアウェクルを用意してくれていて、軽く食べるモノと水分を渡してくれます。


「撫子ちゃんがいるから開けて、閉めては大丈夫だと思うけど、色々と私もまだ見ていないモノもあるみたいだし、気を付けてね?」

「ええ。無茶や無理はしないので。安心してください」

「どちらかと言えば、無茶も無理もしてもらってしっかりと成果を上げて欲しいんですけど?まあ、アウェクル達は賢いから何かあったらここに戻ってくると思うし、あまり期待はしないで待ってみるわ?」

「まあ、撫子が頭いいので、大丈夫だと思いますよ?」

「そうなのよねぇ」


 ここ数日、食事の時にレベッカさんと話をするのですが、どうやら自分が居ない時に結構レベッカさんと話をしているみたいで。

かなりうちの撫子は頭がいいというか、しっかりと色々な事を理解しているみたいで、レベッカさんはここ数日で自分よりも断然撫子に意識が傾いている模様。


「じゃあ、撫子ちゃん大体の事はおじさんに教えているから、確認してね?あ、アウェクルもかなり賢いから大丈夫だと思うけど、もしもの時はやっぱり力で解決も必要だからね?」


 そんな話を自分のいる前でレベッカさんが撫子にするのを見ている状態なのですが、何故か物悲しそうな目で自分を乗せるはずのアウェクルがこちらを見て来て、それを感じ取ったのか、もう一匹の後程荷物を持つはずのアウェクルも自分の近くに寄ってくると、お腹の辺りをすりすり。

 気がつけば出発前に前回同様にお腹をすりすりと二匹にされている状態で、微妙な空気感になるのですが、レベッカさんとの話が終わった撫子がシュルシュルとテーブルの上から一気に肩のあたりまで登って、自分の肩の上の辺りにいい感じに座ると、少しだけ肩のあたりに力の入る感じがあって、ぎゅっと肩のあたりの布を掴んでいるみたいで、そのままの体勢でお腹にすりすりをしているアウェクルの頭の辺りを触るような動きをします。

 頭の辺りを触られた二匹のアウェクルは一瞬だけやる気というか「なんだ?」みたいな顔をしたかと思ったのですが、多分本能的に理解をする威圧……などは自分は全く感じなかったのですが、二匹は何かを感じたみたいで、チロチロと舌を撫子が出すと、ピッ、ピッとかなり機敏に動きます。


「うんうん。やっぱり動物に対しては力を示すことも大事よね?わかる?」


 レベッカさんがこっちに向かって言うのですが、言いたいことは分かるのですが、自分は大した力も無いので……どうしたものかという顔に。


「まあ、しっかりと撫子ちゃんにサポートしてもらってね?」

「ええ。じゃあ、行ってきますね」

「はい、行ってらっしゃい」



 という感じで、二回目の遺跡探索は撫子と一緒に行ってきます。










色々なアニメや漫画、小説の有名なシーンとかってやっぱりすごいと思います。


ちゃんと心にビビットきますからねぇ。


パロディとしてもうまく使えないのは、もう、どうしたらいいんでしょう?

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