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 先に結論だけ言うと、すっごく怒られることに。


「ちゃんとついてきてって、言ったよね!?……あれ?言ったっけ?……まあいいや。で、すぐに帰ってこなかったのはなんで?」


 ロボットが居たからとすぐに伝えると手のひらをくるっとひっくり返したみたいで案内してと言われ、来た道を戻る形でもう一度ロボットの方に向かったつもりだったのですが、どういう訳かロボットの所に戻ることは出来ず。

 まあ、真っ暗だったので道を間違えた可能性は大いにあるのですが、そこまで自分が方向音痴だった記憶は無いので、正直変な感じもあって。

 ロボットの場所へたどり着けないのでもう一度入り口に戻りながらレベッカさんに言われたのは今後の仕事。


「週に一回、ここにアウェクルと一緒に来て武器や防具を何種類か持ってくるって感じなんだけど、大丈夫?」

「まあ、多分?」

「返事が弱いなー?」


 結局レベッカさんをロボットの元に連れて行くことは出来なかったので申し訳ない空気感はあったのですが、何かを知っているような感じでレベッカさんは言います。


「嘘を言っているとは思っていないのよ?でも、多分まだ私には早いって事なんだと思う。ココを見つけた時だって、色々な偶然が重なっていたけど、その時も不思議だったから」

「そうなんです?」

「詳しくはそのうち話すわ?とりあえず今日は帰りましょ?ある程度の発掘は終わったわけだし」


 その後は迷うことなく入ってきた入り口に戻ることが出来たのですが、少しだけ問題が。


「タプタプのお腹は飾りかー!?」

「力の象徴ではないのは確かですが……」

「えーっと、本当って書いてマジって読むぐらい、本当(マジ)?」

本気(マジ)ですね」


 どれだけ本気で扉を閉めようとしてもピクリとも動きを見せなかったのはレベッカさんが中の風化しない理由だといっていた扉。

 思いっきり両手でつかんで引っ張るのですが、微動だにせず。


「閉めないわけにはいかないよ?」

「分かってます」


 フンッと気合をもう一度入れてやってみるのですが、うんともすんともいかず。


「…………」


 無言の視線というのは人を殺せるぐらい冷たいモノで、思いの外刺さるという事を身に染みて体験することになるとは思わなかったのですが、とても冷えた目線で見られることに。


「あ、もしかしてご褒美だった?」

「いえ、そういう人間じゃないです」

「あら、そう?で、どうしよう?」

「本当に、どうしましょう?」


 見合ったところで何も答えが出るはずもないのですが、この扉を閉めない事には帰れないわけで。


「もしかしたら、もしかする可能性もあるから、一度代わって貰っていい?」

「……そう、ですね」


 自分が非力な事は分かっていますが、ロボットを見たり、よく分からないものを触ったりしているのでそのせいで何かしらこの遺跡にロックが掛かってしまった可能性も……。


 可能性もあるぐらいに考えたかったのですが、それはどうやらなかったみたいで見ている分にはかなり軽く力を入れただけで扉は閉まります。


「非力ですね」

「コレは予想できなかったかなー」


 自分としても予想外だったのですが、一人でココの探索に来られない事が確定。

 個人依頼として請け負う事が出来ないという事実が自分を打ちのめします。


「とりあえずここに居てもどんどん日が暮れるだけだから、一回帰ろう」

「はい」


 ロボットを見つけた喜びはもうなくなっていて、しょんぼりとした状態でいるとアウェクルがこちらに寄ってきます。

 そして自分を慰めるような感じでお腹をすりすり。一匹がやり始めると釣られたように残りの二匹もお腹をすりすり。

 すりすりされてもただ不思議な感じがあるだけなのですが、慰めに近い気持ちでの接触だと思えたので頭を撫で返すとすりすりはさらに強くなるのですが、その行動が少しだけおかしかったのでしょうか?レベッカさんが笑って、アウェクルに集合をかけます。


「じゃ、帰りますよー?君は荷物持ちで、君はこれを背中に乗せて……あれ?微妙にバランスが悪いかな?乗せたまま調整するからちょっとそのまま動かないでねー?」


 遺跡から今回持ってきているのは盾と槍のような武器なのですが、盾は袋に入れればいいのですが、槍のような武器は袋を突き破るので尖っていない方を外に出して安全な方を内側に。

 そして左右のバランスが取れた状態になったみたいですが、あれ?何でこっちへ?


「今普通に見ているだけだったけど、本当はコレも自分でやるんだよ?分かってる?」

「バランスを取りやすいように背中に掛けてあげるんですよね?」

「大丈夫そう?」

「多分?」


 雲行きは怪しい状態のままですがとりあえず行きと同じ道で帰るのですが、荷物もあって帰りは少しだけ遅いスピードで。


「開けられるぐらいまでまずは筋力をつけるところから?」

「一週間でそこまでの筋力、つきますかね?」

「それは正直微妙だと思うけど、まあ……あまり期待しないで待ってみるわ」

「すみません」


 こんな感じに個人依頼は始まってすぐに暗礁に乗り上げる形になってしまったのですが、ロボットを見つけるという収穫もあって、なかなか楽しい事になりそうな予感が。

 とりあえず、腕立て伏せ……ですかねぇ?





ストックは無いので、出来るだけ毎日頑張って更新しようと思います

そして毎日更新になるので整合性とかがぐちゃぐちゃな場合も……無いように気を付けますが、オカシイな?と思ったら遠慮なくご指摘いただけると幸いです

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