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「決めていいとは言いましたが、レベッカさんや皆さんの希望とかはあるんですか?」

「そりゃあ勿論。私的にはこの村に居て貰って、もっと色々とロボットについて知りたいというのが本音よ。ついでに言えば、ロボットの事が分かれば分かる程他の遺跡にも同じように何かしら動くものがあるかもしれないじゃない?そのきっかけも欲しいし」

「という事はレベッカさんとしては居て欲しいと」

「まあ、出来ればね。正直いうとかなり難しい事も分かっているんだけどね」

「どういうことです?」

「王国の一部が動き始めたって言ったでしょ?表のギルドの回線は使ったけど、空の色と結びつける人間はいないとは思えないし、気がついた一部の人間が多分こっちに向かい始めているような気はするの。そうなってくると、ね?」


 過激な人達が動き始めていると言っているようなもので。


「何処まで話すのがいいのかはわかりませんが、置いてもらうつもりであれば村長さんには話した方がいいですよね」

「まあ、そうなんだけど微妙に難しいところもあるのよね」

「あの遺跡は一応国のモノだけど、この村のモノと主張するにはちょっと離れているでしょう?」

「あー、まあ」

「現状の成果だけで言えば、おじさんの持ち物と認識するぐらいの方がいいぐらいなのよね」

「えーと、それは流石に勝手すぎません?」

「遺跡を発見した場合は発見者が権利を主張できるのよ。だからその理屈で言うと私だったの」

「ええ」

「でも、遺跡を管理運営出来る事がもしあった場合はその人に権利が移譲されるわけ」

「ナルホド。ロボットを動かしちゃって……あ、そういえば遺跡については何もさっきから効かれていなかったので言っていませんでしたが、電気がしっかりと通ったみたいである程度全体的に明るくなりましたよ」

「……そういう事はもっと早く言って欲しかったけど。まあ、権利を私が今主張できなくなっていて、おじさんにその権利が移譲されているのもなんとなく分かるでしょう?」

「このシステムを考えた人はこんな所まで考えていたと?」

「いやぁ、流石にそういう事は無いと思うけど、もしそうだとしたら気持ち悪いわね」


 そんな感じに話をして、レベッカさんもあまり時間がないから明日の朝までに色々と決めて欲しいという言い方に。


「疲れている所に更に面倒をかけて申し訳ないけど、そんな感じだから明日までに決めてくれると嬉しいわ」

「今日の明日ですか?」

「本音を言うとこのまますぐに結論を出して欲しいぐらいなのよ?」

「ですね。しっかりと持ち帰って……撫子とも話し合ってみます」

「そうして。話したらスッキリするかと思ったけどそうでもなかったからもう少しだけ飲み直してから寝るわ。片付けは私の方でやっておくからもういいわよ」

「ありがとうございます」


 レベッカさんにお礼を言って、撫子が慣れた動きで頭の方に移動して。

 そのまま部屋に戻ってベッドにダイブ。

 仰向けになって口を半開きの状態でぼーっとすることに。


「なんですかその情けない恰好は」

「撫子はヘビだから違うかもしれないけど、この格好やってみるとわかると思うけどかなり楽なんだよ?」

「とても人に見せられるような感じには見えないですけど?」

「リラックスできるんだよぉ。なんか頭の中が煮詰まるというかぐつぐつしそうな話ばっかりだったからさー」

「まあ、言いたいことは分かりますが多分思っている以上の事が起こり始めているのでは?」

「可能性を否定はできないけど、でもだからどうしろって話じゃない?」

「まあ、そういわれてしまうとその否定は出来ませんが……さっきの三択殆ど二択に近い状態でしたが、どう考えているんです?」


 自分の意見は?と聞かれているような感じなので、自分なりの意見を言わないといけない部分だという事は分かっているのですが、何となく聞いてしまったレベッカさんの意見をやっぱり聞けたら聞きたいというのもあって。


「人に流された意見に乗っかるのが悪いとは言いませんが、自分が無くなると後が辛いですよ?」

「それはそれで、わかるけどね。でも、恩もあるしさ」

「まあ、その辺りが全く分からないとは言えませんが、そればかりで決めて動くというのも考えモノですよね」

「そうなんだよねぇ」


 半開きの口を開けた状態でごろんとベッドに横になりながら撫子と話をしていたのですが、少し時間が経つと目を閉じていて、更に撫子と話しながら次は少し体を横に動かしてみたりして。

 撫子の返事を待っているつもりだったのですが、閉じた目は中々重く開く事が難しくなっていて。

 気がつくとそのままぐっすりと寝てしまう事に。

 時期が時期だとお腹が冷えてしまったりするのですが、こちらの気候はそこまで寒いという事はなく、かなり暖かい部屋の中は快適そのもの。

 結局どうするのか考えているうちにそのまま寝てしまっていたみたいで、ハッと起きた瞬間はお腹の上に撫子がいつものようにとぐろを巻いていて。

 そっと撫子をずらして朝の日課のお手洗いへ。


「朝食前までにもう一度考えるかな」


 考えても答えの出ない話になりそうな気がするのですが、決めるだけ決めないといけないのでバシッと意見を一つにしますか。



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