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極氷姫の猟犬  作者: 骸崎 ミウ
第11章
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わんわんパニック

多少のトラブルはあったものの、それ以外で特に問題は起こらず平和な日常が過ぎていくだけであるが、テルゼウスのユグドラシルに於いてはほぼ毎日どこかで騒ぎが起きる。



そして今回の騒ぎの被害者は理玖であった。




「ねぇ〜〜リクゥ〜〜……ごめんってば〜〜。機嫌直して?直してモフらせて?」



「…………」




普段の元気は何処へやら、愛莉珠はヘナヘナとした様子で理玖に向かって謝りながら手を伸ばして、理玖はその手を前脚(・・)ではたき落とした。



2人が今いる場所は第二特殊戦闘部隊の訓練所。普段なら合同訓練でもない限り人が疎であるが今回は人集りができていた。



その人集りは愛莉珠と理玖を中心にできており、大体は野次馬をしたり理玖をモフモフしたりして楽しんでいた。




「……あっ、そうだ!リク!ほらボールだよ〜。取っておいで!───ブベッ!?」




理玖に拒絶されて落ち込んでいた愛莉珠が何か思いついたのかどこからかゴム製のボール持ってきて、理玖の目の前で揺らした後遠くへ投げた。



ボールは愛莉珠の強力な腕力により壁に向かって飛んで跳ね返り、そのまま勢いを殺さずに愛莉珠の顔面に戻ってきた。



それを見ていた理玖は彼女にとても哀れなものを見る様な眼差しを向けるのであった。




***




事の発端は礼華 愛莉珠幼女化事故から愛莉珠が無事に元に戻ってからしばらく経った後。いつもの様に執務室で理玖の監視の中で仕事をしていた時、ふと彼女は考えた。



『これ……リクにもできるのか?』……と。



理玖が小さくなれば色々イイ事ができると愛莉珠は考えたが、そもそも理玖には魔力が含まれたものは通用しない。ポーションを頭から被っても精々ベタつく程度だ。



そこで彼女が考えた手段は技術部門長のレイチェルに理玖の異能を封じる魔道具の制作の依頼だった。



建前は理玖が今後精密検査を受けたり何かしらの魔術関連の倉庫に用事がある時に貴重な魔道具を破壊したりしない様にしたいというもので、レイチェルはそのもっともらしい建前を信じて了承した。



そして出来上がったのは制限時間2時間且つ1度きりという許容範囲ギリギリの首輪型の魔道具であった。



その後出来上がった代物を愛莉珠は早速理玖に装着させて例のポーションを何の躊躇いもなくぶっかけた。



変身系のポーション特有のカラフルな煙に包まれた理玖を愛莉珠はワクワクしながら幼女化理玖を待っていたのだが現れたのはというと………




ヒグマサイズの綿飴茶色ポメラニアンであった。




愛莉珠は膝から崩れ落ちてポメラニアンにされた理玖は怒りのお手スタンプを愛莉珠の後頭部へとスマッシュした。



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― 新着の感想 ―
大人に戻ったら普段通りに戻ったと言う事か、当たり前だけど(٥↼_↼) そして今度はリクが犬扱いか(゜o゜;
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