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極氷姫の猟犬  作者: 骸崎 ミウ
第10章
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宴の終息

戦乙女達の食事会は時間が経つにつれて混沌としていった。



まず白銀とパルモンは完全に酔い潰れて机に突っ伏しており、空き瓶とジョッキもかなり増えていた。




「だーかーらーさぁー!!聞いてんのぉ!?リクったら最近キノコを無理矢理食べさせてくるんだよ!?もう僕がキノコ生やして食わしてやろうか!?ねぇ!」



「…………聞いてますよ」




残りの2人の片割れである愛莉珠は顔を真っ赤にして隣の夜奈に向かってギャンギャン騒いでおり、それを夜奈は心底面倒くさそうな雰囲気を滲み出して焼き鳥を食べていた。



いくら前者の先に酔い潰れた2人に比べて酒に強いとはいえ愛莉珠も酔うにも酔う。そして普段自制している彼女が酔うとご覧の通りである。




「というかリクの嫌いな食べ物ないわけ?あったら食べさせてやるんだから!!」



「あの子に好き嫌いはありませんよ。強いて言えばあの携帯食じゃないですか?」



「よし!それぶち込もう!!」



「それをやったらマジビンタからの家出しますよ」



「よし辞めよう!!……ねぇババァ??このワイン芋の匂いするんだけど??」



「それは芋焼酎です………………はぁ」




ハイテンションでダル絡みしてくる愛莉珠に律儀にも返事をする夜奈の顔には若干の疲れが見え始めた。



そんな時であった。来店を告げるベルが鳴ったのは。そして入って来たのは別の店で食事会をしていたハウンド達であった。




「お嬢、迎えに来t「あっ!来た来たリクゥ!!」─ちょっと酒臭い」




理玖の姿を確認した愛莉珠がそのまま飛び付こうとしたが酒の匂いが鼻についた理玖の手によって阻止された。




「あーあ、こんなになるまで呑んで……節度守らなきゃいかんでしょ。ほらサツキ起きろ。帰るぞ」



「……ん〝〜〜?テンちゃん?いまふとん……」



「いやここ店だから。肩貸すから帰るぞ」



「ん〜〜………」




酒を呑んでいない天野は意識が朦朧としている白銀を起こして介抱を始めた。




「あれま寝ちゃってるんかマスターはほれ起きんかマスター」



「フゴッ……ん?ちずる〜?なんでいんの?」



「もうお開きや。二次会無しで帰るよ」



「わかった……ちずるだっこ」



「はいはいわかったよ」




金持はというと寝ていたパルモンの頭を軽く叩いて起こしてそのまま抱き上げて帰っていった。




「さて我々も帰りましょうか………大丈夫ですか澪?」



「大丈夫じゃ大丈夫じゃ。わっちは酔っておらんぞ。ところで夜奈、お主いつ影分身を習得したのじゃ?」



「………私が抱えましょう」




一方で神崎はというとハウンド達の中で1番酔っており、戦乙女達の中で1番呑んでいた夜奈に介抱されるという逆のパターンになっていた。



店の会計を済ませ、それぞれが自分の家へと帰っていった。そして翌朝にはそれぞれが二日酔いに苦しむのであった。

来週は投稿をお休みします

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― 新着の感想 ―
何とも普通な飲み会で終わったのか(ʘᗩʘ’) 流石にこのメンツが酔って暴れたら只では済まんからな(-_-メ)
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