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極氷姫の猟犬  作者: 骸崎 ミウ
第10章
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龍と狼の休日〜2

クラゲの鑑賞が気が済んだのか次へ進み始めた理玖と夜奈であったが、とある展示ブースを通りかかった時、理玖は足を止めた。………いや止めてしまった。



展示ブースにいたそれ(・・)を見た理玖はなんとも言えない表情を浮かべた。そんな理玖の様子に夜奈も彼女の視線の先を見るとそこには巨大な水槽に入れられた魔獣がいた。



その魔獣は大きさは軽自動車サイズのタコで体色は茹でタコみたいに真っ赤で胴のてっぺんに鶏の様な鶏冠を持っていた。



………そう、理玖が以前支部周りでお世話になったレッカークラーケであった。それが特殊な加工が施された分厚いガラスの水槽でヌルヌルヌチャヌチャしていた。




「「…………」」




2人はそのヌルヌルヌチャヌチャして自身の分泌液で若干泡立っているエロダコを見てチベスナの様な顔になった。



理玖にとってエロダコは肉は美味しいけれどバラエティ番組よろしく白濁した墨をぶっかけられた嫌なやつ。夜奈にとっては酒の肴とローションにはいいがそれはそれとしてなんか嫌だという感情であった。



早々に立ち去るのが一番と2人は結論を出して他の展示へ向かった。



照明が落とされた通路の壁には小さな水槽が並び、中にはクリオネやタツノオトシゴといった小さな生き物が泳いでいた。




「……ん」



「……何故?」



「……虚無」



「……虚無」




2人はそう会話しながら逆さまになっているウーパールーパーを眺めていた。そしてクラゲの時よりかは短い時間で切り上げて歩き出した。




───その様子を背後から見ていた不審者はというと。




「…………ねぇ神崎。あの2人、なんであんな不思議会話で通じてるわけ?」



「いやそんなこと言われてもわっちにはわからんよ?流石に重要なものだと喋るがそれ以外はあの様子じゃし」



「僕もあの次元に到達できるかな」



「無理じゃろ。諦めろ」




そんな会話をしていた。尚、照明が落とされたこの場でもサングラスを外さないのでかなり目立っていた。



そして理玖と夜奈が次に足を止めた場所はこの水族館の目玉展示である巨大水槽であった。



中には色とりどりの魚が群れを成して泳ぎ、水槽下部に形成された珊瑚礁には小さなカニやイソギンチャクなどがいた。そして、上を見上げればまるで天女の様なヒラヒラと煌めくヒレを持つ巨大な魚型魔獣が優雅に泳いでいた。



その光景を見た理玖と夜奈はというと………。




「……マグロ」



「……サーモン」



「……つぶ貝」



「……鉄火巻き」




何故か寿司ネタで会話していた。




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― 新着の感想 ―
似た者同士だから成立する会話だけど(ʘᗩʘ’) 何か嫌だな混ざりたくない(٥↼_↼) 最後のも恐らくお腹が減って来たからお昼は寿司にしよっかと暗に言ってるだけか?(゜o゜;
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