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極氷姫の猟犬  作者: 骸崎 ミウ
第10章
158/194

抵抗戦線〜鎮圧部隊側2

抵抗軍が撤退した直後、鎮圧部隊側はというと愛莉珠が夜奈に掴みかかって怒鳴りつけていた。




「馬鹿じゃないのババァッ!?今ワンコ達結界で耐久力が一般人レベルまで落ちてんのよ!?そんなところに殲滅魔法ぶち込むなんてアホじゃないの?!」



「心配には及びません。アレはただの光と音だけの代物なので。現にあの場所はなんともないですよ」



「いや局長。いくらノーダメでも流石にアレは肝が冷えますよ……」



「………まぁ、早計だったのは謝罪します」




尚、愛莉珠が奈の胸倉を掴んで力任せに揺さぶっているせいで夜奈に繋がれている蓑虫神崎は振り子のように荒ぶっており、顔を青ざめて吐きそうな表情を浮かべている。




「とにかくまずは抵抗軍の拠点のひとつを潰す事ができました。あとは点在する小拠点を潰していき、取り囲んでから一網打尽です」



「それができたらこうにはなってないんだよババァ。今回のワンコ軍団はリクのせいで大幅強化されてるんだよ」



夜奈が言ったおおまかな作戦に愛莉さんはそう返した。以前までならば物資が心許なく暴動が起きてもすぐに鎮圧できた。



しかし、理玖(武器庫)のせいで今回は兵器がこれでもかと用意されて色々と手間取っている。




「理玖の攻略は1番簡単です。なにせあの子はやる気がない様ですから」



「あー……まぁ、確かにそうかもしれないけど。1番戦力になるから絶対逃がさないよ金持が」



「それなら心配ありません。現在、金持 智鶴に対する理玖の好感度はマイナスに向かっています。理由は未だ報酬が支払われておらず踏み倒さている状態なので」



「その………理玖ちゃんの報酬ってなんですか?」



「中央街にある老舗スイーツ店の数量限定モンブランです。食べ物が報酬な辺りは幸子そっくりです」



「なんでアンタがそんなの知ってんのよ」



「黙秘を行使します」




愛莉珠の質問に夜奈は横顔ピース (無表情)でそう返した。当然ながら愛莉珠のこめかみには青筋が浮かんだ。



………実際は夜奈本人に搭載されている理玖専用センサー通称姪っ子センサー……又の名を意味不明な超直感……にて何やら良からぬ事を感知した彼女が気配を極限まで消して理玖を尾行した結果知り得た情報であるが夜奈自身は話すつもりはない。




「じゃあ、そのスイーツを用意すれば理玖ちゃんはこっち来るんですかね?」




と白銀は夜奈にそう質問した。




「いえ、ここでモンブランを用意しても来ないでしょう。そういった期間限定ものは傷みやすいですし、あの子なりのこだわりがありますから。……幸子もそうでした。報酬の肉の焼き方から産地まで事細かく要求してきましたから」



「えーと……幸子って華重副隊長のことですよね?…………え、まさか理玖ちゃんって大泉隊長と華重副隊長との子なんですか?」



「あれ?銀ちゃん知らなかったっけ?まぁそうだよ。あとついでにこのババァは血の繋がってる叔母だよ」



「………ハイブリッドじゃないですか理玖ちゃん。通りで似てるわけだ」



「………とにかくまずは抵抗軍の行動範囲を狭める事が先決です。再編させた第一近衛部隊も出させますので指揮権は礼華隊員に」



「いや指揮権はそのままでお願い。僕の方は遊撃でそっちは包囲して」



「……わかりました。では始めましょうか」




そうしてその場にいる全員は行動を開始した。

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― 新着の感想 ―
報酬未払な所は当たってるけど(ʘᗩʘ’) 理玖本人がそれでイライラしだしてる状態なんだよな(٥↼_↼) ふて腐って帰ってくるならまだしも(-_-メ) 最悪は怒るぞ(─.─||)
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