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極氷姫の猟犬  作者: 骸崎 ミウ
第10章
153/194

抵抗戦線〜結界

抵抗軍が着々と準備を進めている中、地雷に吹き飛ばされた愛莉珠はユグドラシルの中央に位置する本部に足を運んでいた。



爆発で汚れた自身の身体を魔術である程度綺麗にし本部にいる筈のお目当ての人物を探していた。



しばらく探しているとお目当ての人物……結界起動の権限を持つ執行官(ジャッチメント)の管轄トップである縁流を見つけた。



彼女を探していた理由は対ハウンド弱体化結界の起動申請をする為である。



ユグドラシルに配備されている防衛システムの権限は基本戦闘部隊である第二特殊戦闘部隊が保有しているが戦乙女やハウンドの暴動などの鎮圧用システムの起動の権限は治安維持を担当する執行官(ジャッチメント)の管轄トップとそれに準ずる階級の者にしか与えられていない。



一応局長である夜奈はそのどちらも保有しているがあいにく出張で不在である。




「あ、いたいた。おーい縁流。ちょっといいかな?」



「……ん?珍しいな礼華。なんの様だ?というかなんだか煤けてないか?」



「ちょっとハウンド用の結界を起動してくれない?今、ワンコ系ビーストのワクチン反対運動が起こっていてさ」



「いやそれくらい毎年起きて……あぁ、理玖か」



「そうそう。今年から武器庫が2人に増えちゃったから。去年までは金庫番(金持)だとすぐガス欠起こしてそんなでも無かったけど、うちのリクはガス欠とは無縁だし」



「わかったすぐに起動しよう。ただそうなると今回はハウンド達は待機か」



「その方がいいね。僕が行った時は地雷で吹き飛ばされたし」



「あぁ……だから煤けていたのか」




その後、縁流は愛莉珠の申請通り対ハウンド弱体化結界を起動させた。



しばらくすると本部の屋上付近から光の粒子を天へと昇っていき、ある程度の高さに着くと膜を広げるようにユグドラシル全体に広がっていった。




「さーて、結界は起動できたからもうこれ以上兵器は増やせない筈。あとは隊を動かして鎮圧するのみだ。…………あー、面倒くさい」



「そもそもの原因は貴女が理玖に予防接種を伝えてしまった事でしょう」



「いやそれはわかっているよ。あの時は僕も忘れてて教えちゃって。というかリクはなんであっち側に着いたんだ?」



「食べ物で買収されたんだろ。あの子ビーストになってからよく食べる様になったからな」



「えっ、そうだったの?てっきり元からあんなかと……」



「普通は炊飯器3台分の米が盛られた大食いパーティ用のトッピング全盛りカレーを1人で平らげないだろ」



「いや幸子副隊長はそれくらい食べてたし、あの人の子ならばまぁ食べるよなぁって。………そういえば幸子副隊長もかなり暴れていたよね。毎回の様に都市の一角を破壊するから大泉隊長が前日にシメて気絶させて拘束してから朝一で運ばれて」



「あぁ……あったなそれ。引退後は夫と子供に手を引かれて行かされていたな」



「へぇ〜そうだったんだ。……ま、とにかくこれで始められるよ。結界はどのくらい保つの?」



「大体4日程だ。それ以上は都市のインフラに多少影響がでる。それと出来るだけ被害は抑えてくれ」



「わかったよ。じゃあ行ってくるよ」




そうして愛莉珠は抵抗軍を捕獲する為に一度特戦隊の本部へと戻るのであった。

来週はお休みします

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― 新着の感想 ―
結界維持できるのは4日程なら4日乗り切れば戦況もひっくり返せるって所か(ʘᗩʘ’) 騒がしい4日間になるな(⌐■-■)
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