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極氷姫の猟犬  作者: 骸崎 ミウ
第9章
147/194

監獄脱出

明けましておめでとうございます


今年も宜しくお願いします




漢女囚人軍団vs理玖&愛莉珠の泥沼試合は日を跨いでようやく終結した。



長時間乱闘を続ければ流石の両者も体力が尽き、ちょうどその時にシュヴァルツを取り逃がして不機嫌な夜奈が全員捕縛した。



……ただし、機嫌が悪かった為やり方はかなり雑だった。敵味方問わず全員、鋼鉄の床を貫いく程の打撃を脳天にぶち込んでその後回収していくやり方であった。



そして現在、夜奈の手により伸びた囚人は1人残らず医療テントに連れ行かれ、残されたお使い組と救援チームはようやく中央へ帰還できる様になり、いつでも出発できる状態になっている。




「さて、チェシャル。お前の荷物はどうした?」



「それなら大泉が影の中に入れていました」



「なら良いな。では出発するかの。汝はわっちの尾の中に入れ」



「わかりました。…………あの、あれはいいんですか?」




ウィステリアがそう言った視線の先には縄でミノムシ状態にされた愛莉珠を自身の腰にロープで縛りつけている夜奈がいた。



ちなみに理玖は神崎の尻尾の中に収納されている。




「構わん構わん。あれで潰れるほど柔ではないからの」



「いや潰れるとかじゃなくて………」



「………まぁ、言いたいことはわかる。ただまぁ、あの2人はあれが普通じゃ。慣れろ」



「あっ、はい」




神崎の疲れた表情にウィステリアは色々と察した。




「では行きましょう。──短い間でしたが2人をありがとうございましたフロイデン事務長」



「いえ……それより来て早々に最下層送りにさせてしまった事に責任が」



「今回の件は2人……というよりも理玖には良い経験になった筈ですので気にする事ではありません。……………ニューゲート監獄長への処罰はまた後日に」



「その様にしてください」




そして夜奈はソフィアとそんな会話をしていた。




「では澪。速さはいつも通りで」



「わかった。あまり荒くはするでないぞ」



「善処します」



「……ん゛ん?………あ゛ぁ、頭痛い……ん?なんで僕縛られt──「では行きます」─え、ちょっと待てババァなんで僕こんなあァァァァァァ───────」




出発する直前になって愛莉珠が目覚めたがそんなことお構い無しに夜奈は監獄の壁をぶち抜いて光の速さで消えていった。




「………早急に修繕費は出す」



「……ありがとうございます」




分厚い監獄の壁に空いた穴を前に死んだ目をした苦労人達はそう会話してため息をついた。

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― 新着の感想 ―
はい、おめっとさん(ʘᗩʘ’) だけどもこの監獄編もソロソロ終いかな?(゜o゜; 猟犬の飼い主と保護者も揃った事だし(´-﹏-`;) 今度はコチラが狩る側かな(⌐■-■)
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