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極氷姫の猟犬  作者: 骸崎 ミウ
第9章
146/194

ベースキャンプ〜6

「酷いじゃないかリクッ!いきなり引っ叩くなんて!」



「時と場所を考えろ。というか今こっち来たら俺にまで飛び火するだろが」



「助けてくれたっていいだよ!?」



「自分で蒔いた種は自分で処理しろ………よッ!」




愛莉珠の叫びに理玖がそう返すと同時に某インフレバトル漫画みたいな瞬間移動の動きでやってきた漢女 (ド○フィン刑事の姿) が繰り出してきた手刀を流れる様に躱してそのまま漢女の腹部に拳を叩き込み、ドゴンッと普通じゃ鳴らない音が鳴り漢女は吹き飛ばされた。




「いいじゃないかリク!バディでしょ?」



「バディだからって連帯責任になるのはおかしいと思う」



「だったらこの前の備品の破壊はどうなのさ。あれリクが本気で殴ってぶっ壊して僕が怒られたやつ」



「………それはごめん」



「謝れて偉い偉い………あ゛ぁもうッ!鬱陶しいッ!」




一方で愛莉珠は雷の槍を生成するとリクの後方目掛けて投擲して漢女集団を一網打尽にしていた。



そうして理玖と愛莉珠の2人はギャイギャイと言い争いながらガチムチ強面盛りメイクのオカマ集団を捌いて行った。



普通ならば2人がある程度暴れれば終わる筈なのだが、そこは元はシュヴァルツ監獄長に調教された囚人。例え雷撃をくらおうともボコ殴りされようとも何度でも復活する不死身の集団である。



もちろん高火力で殲滅すれば当然復活できないが、監獄内である為それはできない。かといって囚人達に負ける程2人は弱くない。



……………要は泥試合状態である。




「これいつ終わるのよ……」




そう呟いたのは朝食のレーションを食べているウィステリアであった。ちなみに彼女が食べているレーションは監獄内で大量に配給されているもので味は美味くもなければ不味くもないものである。




「お〜、ここにおったかチェシャルよ。無事だったか?」




名前を呼ばれたウィステリアがその声の方を見てみるとそこには巫女服に似た戦闘服を着た神崎が歩いてきていた。




「来てたんですか神崎管轄長。監獄長は捕まえたので?」



「いやまだ捕まっておらんよ。彼奴、電気と同化して監獄内の電線に潜んでおる。今は夜奈がブチギレながら追いかけておるよ」



「電線って………人間やめてません?」



「特級クラスにもなればそれくらいは出来るぞ。………あぁ、そうじゃ。ほれ、これをお主に」




神崎はそう言って自分の尻尾から大玉スイカサイズの極彩色のヒヨコを取り出した。




「カラアゲ!ありがとうございます管轄長!」



「ええよこのくらいは。………というかお主も独特な名付けをするんじゃな」



「………まぁ、言いたい事はわかります。調理後の名前にしちゃってちょっと後悔してますけど」



「いやお主はまだいいぞ。夜奈なんぞ拾ってきたペンギンにビールと名付けたからな。まだ鳥に関連するだけマシじゃ」



「あー……なるほど。というかいつ帰れますかね?」



「あの2人と夜奈が落ち着いたらじゃな。当分はあのままであろう」




そうして2人は目の前の泥試合の観戦を続ける事にした。

年末年始は忙しいので2週間お休みです。


少し早いですが良いお年を

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― 新着の感想 ―
さっさと監獄ぶっ壊すか落とすか、バ◯スでも唱えて崩壊させ(´-﹏-`;) いや、それだと囚人達が逃げるか(٥↼_↼) 泥臭く新年迎えそうだな(ʘᗩʘ’)良い年を(⌐■-■)
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