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極氷姫の猟犬  作者: 骸崎 ミウ
第9章
145/194

ベースキャンプ〜5

「その新性カマスティックマーベラス教団がなんでお嬢ばっかり狙ってるんだ?」



「それは彼女ら初期メンバーは全員、礼華様の手筈で男性から漢女(オトメ)に性転換され女神として祀られているからです


───始まりは前回開催された第124回『我らが監獄長に捧ぐ愛のサバト〜Roar and erupt! Ferocious muscles! Now is the time to show our love!〜[※正式名称]』の最中でありました……」




理玖の質問に対してレオナルドは真剣な表情で何やら物語を始めた。




「その日も普段と変わらず我々監獄組と数多の戦乙女との銃弾と鋼の筋肉による衝突が繰り広げられておりました。そんな弾幕と汗が飛び交う戦場の最中、極寒の吹雪を思わせる覇気を纏って現れたのが礼華様でありました。


両拳に絶対零度の氷塊を纏わせ、数多の戦士の急所たる金的を破壊していく様は正に神話を思わせるものでした」



「ちなみに補足ですがその戦士達は全員スキンヘッドのマッチョで装備はブーメランパンツ1枚の全身をテカテカと光らせて豚の鳴き声のみを発していました」



「そんなの神話として語り継がれてるの嫌でしょ」




ソフィアの補足にウィステリアはその情景が頭によぎった様で死んだ目でそう呟いた。




「そんな聖戦にて漢女に変えられた戦士達はやがて自分達を生まれ変わらせてくださった礼華様をいつしか女神として崇め始め、新性カマスティックマーベラス教団が誕生致しました」



「要はお嬢が無計画に野郎の股間をスマッシュしてオカマを量産してそのオカマ達に神扱いされてるわけか。……………自業自得だな」



「えぇ。ですが、その教団は過激派のグループに対してある程度抑止力になっていますので監獄を管理するこちら側からしたら多少は役に立っています。なにせ暴れたら文言無用で逸物を物理的に刈っていくのですから」



「……………確かに嫌ですねそれは」




元々男であった理玖はその男特有の痛みに対して理解があったので嫌そうな顔でそう答えた。




「そんな時、とある事件が起こりました」



「あ、まだ続くんだ」




レオナルドの話はまだ続きがあった様で既に終わりの空気だったところに一言付け足した。




「とある情報筋から齎されたものであります。それは………礼華様が私のご主人様から《ピーーー》を生やす薬を貰い受けてご自身のハウンド……御使い様の処女とご自身の童貞を同時にいただいたそうです!」



「…………………………はい?」




レオナルドのよく通る叫びはベースキャンプ内を響き渡らせた。そしてそれを聞いたウィステリアは『マジか……』といった表情で理玖を凝視した。



一方の理玖はダラダラと冷や汗をかいて完全に固まっていた。




「ちょっと大泉……いくら中央の性のアレコレがアレだからって薬に頼るって……」



「い、いや待って、待ってください。そんなの知りません。生やす薬なんて知りませんよ。そんなの使ったことありませんよ!?そもそもいつもは指か玩具で膜なんて破られたことなんてあり────」



「これは確かな情報筋です。しかし同志よ聞き捨てありませんよ?まさかまだ残しているんですか!?」



「んなの勝手だろッ!大体そういうの物凄く痛いとかなんとか………」



「痛いのは最初だけであとは快楽のみですよ同志ッ!!……いやちょっと確認させていただきますよ。実際あるかどうかは」



「いや待て脱がそうとするな手入れようとするなッ!」



「黙らっしゃいッ!これは大事な確認ですよッ!!さぁ観念して見せなさ─「なに僕のリクに手ェ出してんだこのドM変態キメラァッ!!!」── ブルギャアアッ」




理玖のズボンに鼻息荒く手を掛けていたレオナルドはそれに気づいた愛莉珠のラ○ダーキックによりベースキャンプの壁際まで錐揉み回転で吹き飛んでいった。




「リクッ!帰ったら絶対ヤるよッ!今回はちゃんと薬無くさないからッ!」



「大声でそんなこと叫ぶなッ!!」




そして話を聞いていたのか助けて早々そう叫ぶ愛莉珠。それに対して理玖は顔を真っ赤にして彼女の頭を引っ叩いた。




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― 新着の感想 ―
あの事件も今思えば懐かしくもある(´-﹏-`;) 丁度、去年の今頃の話だったか?(ʘᗩʘ’) その薬をパクって使ったコンビも今来てるんだろ?(゜o゜;
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