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極氷姫の猟犬  作者: 骸崎 ミウ
第9章
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現れし監獄のビースト〜2

最初に動き出したのはレオナルドであった。



彼女はその両腕の袋の様になっている袖から2本の巨大なモーニングスターを取り出すと縦横無尽に振り回し始めた。



小柄な彼女でそれを振り回すと当然ながら身体が持ってかれているのだが、どういうわけが絶妙なバランスを保っていた。



そしてしばらく振り回し続けとレオナルドは2本のモーニングスターの遠心力に身体を預けて床や天井を削りながら回るコマの様に向かってきた。




「うひゃあああああ!?!?」




なんとも気の抜ける悲鳴とは裏腹に向かってくるのは高速回転する金属の塊で当たればひとたまりも無い。



理玖はなんとかして止めようとレオナルドに弾を撃ち込むも高速回転するモーニングスターに弾かれてしまう。



避けようにもエレベーター前の広場とはいえそこまで広くは無く、先程通った通路はエレベーターが来た時点で壁に挟まれる形で消えてしまった。



自分達に向かってくるレオナルドを見て理玖は少し考えた後、ウィステリアを掴んで自身の影の中へ退避した。




「急にすみません。あのままじゃ挽肉にされそうだったんで」



「いや助かったわ。……これからどうするわけ?」



「しばらく待ちます。そのうち目を回す筈ですから」




ウィステリアの質問に理玖はそう答えた。実際、影の外ではレオナルドは壁や天井を砕きながら縦横無尽に回っているが、徐々にそのスピードは落ちてきていた。



そして、しばらくするとレオナルドはふらふらと千鳥足になってその場に目を回して倒れ込んだ。




「…………本当に覚醒ビーストなの?コイツ」



「翼とか尻尾とか見るにキメラかマンティコアで幻獣系ですから多分そうですよ」



「ひとまず何か縛るものある?縛ってからキーを探しましょ」



「そうですね」




影から頭だけを出した2人はレオナルドが完全に動きを止めてから這い出てそんな会話をした。



監獄の覚醒ビーストの戦い?はなんとも締まらない終わり方であった。

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― 新着の感想 ―
[一言] わざわざ名乗ってから挑んで来たのに何ともアホくさい終わりだな(ʘᗩʘ’) さてはワザと負けてご主人様(監獄長)にお仕置きして貰う腹積もりか(٥↼_↼)
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