表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/72

少女からの緊急連絡

「デトナディア」


ドカアアアアアアアン


タンッ


「はい、そこまで。」


城の周辺にある野原で、俺たちは魔法の練習をしていた。とは言っても、実際に魔法を撃ってるよりも周りに影響は出ないから、まるで何もしてないみたいでつまらない…恐らくあの時のゲームと同じ仕組みだろう。


「みなさんにはもう一度魔法を撃ってもらいます。えー、次の魔法は…」


俺たちの魔法練習を指導しているのはフェルトン教授というこのオーガニゼーション内の魔法師団の1人だという。


あ、魔法師団というのが分からないか?魔法師団というのは、ある一定レベルに達したものだけが手に入れることの出来る称号のことだ。


 ◆

「と、説明は以上!!最後に、名前を呼ぶときはこう呼んでくれ!」


魔法師団 魔法段 13段


「エミリアーツ・モレノ!よろしく。」


 ◆

なーんてことを言ってたな、確か。


「この魔法は知ってるかな、君たち!」


「吸引ブラックホール」


「やば、吸い込まれる!!」


「おっと、大変!」


ビュンッ


「ほっ、、、髪ボサボサなんだけど」


「ごめんなみんな、これをやるのは危険だった。」


「ちゃんとしてよーーー」


「…じゃあこっちはどうかな?」


ギーン


「す、、げえ」


「魔法陣だ。さてここから何を出そうか…」


キーン


「……ん?え、うん?」


「今度は私にも難しかったようだw」


「もーーーーー!!」


「まあまあ、ケラーwゆるしてやれって」


「みんな!今度こそちゃんとやるから注目してくれ。…まあ見ててよ」


念動力テルケニス


「ははっきたぞ!これがテルケニスだ!」


「魔法で、自分を空に浮かべてる…!」


「ちなみに、レビテーションと違う点はちゃんとある。あっちは必ず地面に落ちるまでに制限時間があるが、こっちはない。まさに上位互換だ!」

「今日はこれを習得してもらおう!」


スキル発動

魔法杖自動操作


「やば…杖が光った。」


「ねえええ難しいんだけど!!教えて!グラハム…?」

「どこ行った?」


「ケラー上上!」


「え!?もう成功したの!?」



「ちがああああああう」


「どゆこと?」


「おーすごいな!あの子の名前はなんだ?」


「グラハム・サンダーランドです」


「サンダーランド…?」


「はい!」


「まさかな。」


ドンッ!!!


「いったああああ」


「な!?どうしたんだ、習得できたんだろう!?」


「出来てませんよ…」


デンッッッ


「お?でもそんなことは無いようだぞ?」


「なんですかこれ…レベルアップ?」


「ちっちっちっ、ノンノン。」


「なんかうぜえ!」


「君は魔法段の2段となったんだ。」


「ええ……果てしないな」


「大丈夫だ、ゆっくり上げていくんだみんな!」

「いつか必ず私の13段まで辿り着いてくれ!!!」


「無理だわ。」


 ◆

ジャー


「はああ、今日は疲れたなぁ。魔法段ってどこで確認するんだっけ」


ピュン


「データベースか!」


魔法段2段の文字がデカデカとデータベースに載っている。


ピーッ!!!


「は!?なんだこの音、」


魔法段の確認のためだけに開いたデータベースだったが、その文字が消えて突然緑だった画面が赤になって、耳にしたくないような高い音が鳴り始めた。



「ねえ!助けて!」


「この声…ミリアか!」


「うん!」


「どうしたの?」


「レオナドフ教のやつらに捕まえられたの!」


「まじか。わかった、今すぐ助けに行く。場所は?」


「レオナドフ教が作った都市、レオナドフ教都、今データベースに現在位置送る、」


「レオナドフ教都…!?てか、なんで魔法使わないんだ?なんかどうにかして抜け出せないか?」


「ゾーン30だよ!!」


「ゾーン、30?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ