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【天界編開始!】黄昏のウェルガリア【累計100万PV突破】  作者: 如月文人
第九十四章 力天使ヴァーチャ

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第七百二十三話 帰還(前編)


第百五章 一大決心


---ラサミス視点---



「何だ、ラサミスくん。 もう帰るのかい?」


「嗚呼、マリウス王弟殿下おうていでんか

 そしてアーベル国王陛下、オレ達を泊めて頂き感謝します」


 昨夜、泥のように眠ったオレ達は、

 大体朝の十時から正午ぐらいに起きて、

 王城の食堂で軽い昼食を摂った。


 でも相変わらず猫族ニャーマンの飯はイマイチだった。

 決して不味くはないんだが、

 味付けが少し薄味なんだよなあ。


 まあそれはさておき、

 こうして出立前にまでマリウス王弟とアーベル国王に挨拶に来た。


「いやいやそんニャ事は別にいいよ。

 でもラサミスくん、天界遠征に関しては、

 皆とよく話し合って決めるニャン。

 そりゃーボクとしても君達には是非参戦して欲しいけど、

 この件に関しては、非常に重要な問題だからね~。

 だからよくよく考えると良いニャ」


「はい、皆で話し合って決めます」


「そうか、じゃあまた会おうね! バイバイニャーン!」


 き、緊張感のない挨拶だな。

 でもこれがマリウス王弟の良いところでもあるけどな。


「じゃあ皆、行くぞ!」


 そしてオレ達は、ニャンドランド城を後にした。


「どうする? このまま瞬間移動場テレポートじょうへ行くか?

 それとも馬車でゆっくり帰るか?」


 とりあえずオレは皆の意見を聞く事にした。

 するとメイリンが胸の前で両腕を組みながら――


「う~ん、馬車でゆっくり帰るのも悪くないけど、

 あたし個人としては、直ぐにリアーナに戻りたいわ」


「アタシもメイリンと同じ意見ね。

 正直、あの黒い船の軟禁生活に疲れてるしね」


「成る程、メイリンとミネルバはそういう感じか?

 ジウバルトやマリベーレ達はどうだ?」


「オレはどっちでもいいよ」


「あたしはすぐにリアーナに帰りたいかな……」


「そっか、ジュリーとバルデロンは?」


「わたしは皆さんに合せますよ」


「自分も同じく皆様に合せます」


「そっか」


 まあ多数決ではリアーナ直帰派が多いな。

 オレとしてもすぐにリアーナへ帰って、

 エリスやラミレスに会いたいところだ。


「良し、じゃあ瞬間移動場テレポートじょうへ行くぞ。

 リアーナに着いたら、まずは拠点ホームへ行こう。

 そこで軽くミーティングしてから、解散という流れでいいか?」


 オレの提案にほぼ全員が「うん」や「はい」と答えたので、

 オレ達は王都ニャンドランドの冒険者区の瞬間移動場テレポートじょうから、

 リアーナへひとっ飛びした。


---------


「おお、久しぶりのリアーナだわっ!

 リアーナよ、わたしは帰って来たぞぉぉぉっ!」


 メイリンがどっかで聞いたのような台詞を吐いていた。

 尚、全員、特に転移酔いの類いはないようだ。

 なのでオレ達はその足で連合ユニオン拠点ホームへ向かった。


 十数分後、無事に拠点ホームに到着。

 すると玄関に着くなり、ドラガンがオレ達を迎えてくれた。


「おおっ! お前等、全員無事ニャのか!!

 良かった、良かった、とりあえず荷物を置いたら、

 一階の談話室に来い! 色々と話を聞きたいからニャ」


「あ、ああ……じゃあ皆、各自それぞれ自分の部屋へ行け」


 こういう風に露骨に心配されるとはな。

 というかよく見るとドラガンもなんか老けた感じがする。

 考えれてみればドラガンも十歳を越えた老猫だからな。


 それから十分程の小休止を挟んで、

 オレ達はそれぞれ自分の部屋へ向かった。


 尚、オレの部屋に関してだが、

 オレとエリスは結婚して拠点ホームを出たが、

 オレ達の使っていた部屋は、そのまんまにしてくれたようだ。

 この辺の気遣いは正直有り難いね。


 オレはとりあえず武装解除して、

 外套がいとうや上着のコートも脱いで、

 上は黒の半袖シャツ、下は青いズボンとラフな格好になった。

 そして近くのベッドに腰掛けて、天を仰いだ。


 ほんの数前まではこの拠点ホームに住んでたんだが、

 今ではそんなオレが所帯持ちだからな。

 人生なんかどうなるか分からないぜ。


 その時、部屋のドアが「コン、コン」とノックされた。


「はい、誰だよ?」


「アタシよ、ミネルバよ」


「おお、ミネルバ。 どうかしたか?」


「ドラガンがそろそろ下の談話室に集まれだってさ」


「了解、了解、すぐ行くよ」


「じゃあアタシは先に行ってるわ」


「おうよ」


 意外と早く呼び出されたな。

 まあドラガンとしてもオレ達の話を聞きたいだろうしな。

 んじゃオレも談話室へ行くかね。


 そして約一分後。

 一階の談話室には既に全員が集まっていた。


 そして部屋の奥のソファにドラガンが腰掛けていたが、

 オレの顔を見るなり、立ち上がってこちらへやって来た。


「おう、ラサミス。 来たか。

 積もる話もあるだろうが、

 まずは天使達の戦いの結末に関して教えて欲しいニャ」


「そうだな、まずは全員で情報を共有シェアすべきだな。

 んじゃとりあえず順を追って説明しておくよ」


「ウム、頼む」


 とはいえ何から話したものか。

 この数ヶ月の間に色んな事があったからな。


 まあここは無難に順序だって説明していくか。


「えーと……実は――」


次回の更新は2026年1月4日(日)の予定です。


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