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感情の大河

 幼いときでさえ、友と呼べる少年以外は誰も彼に近づこうとはしなかった。

 しかし日が経過していくにつれ、おぞましく変わっていく自らに恐れを感じ始める。世界が彼をそう呼んだように化物に成り果てて、友の血に濡れる自分の姿を毎夜夢に見た。

 遂に迎えた裁きの日のことは、腹から身を焼き尽くすような怒りで塗りつぶされて覚えていない。

 その狼はいずれ自由になる黄昏まで、いつの間にか川になるほど流れた涙の理由を考えていた。

三題噺かんがえたーhttp://shindanmaker.com/493831より三題。

『怒り』『狼』『世界』

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