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愚痴をこぼしたいみのり  作者: みのり


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30/32

9/30【彼氏が、好きだから】

 こんにちは、みのりです。


 今日は一日、なんとなく体調が優れませんでした。

 昨日結局、色が悪くなってしまったお寿司を捨てることができなくて食べてしまったからでしょうか。

 見た目的にちょっと食べたくないなって思わせるだけで、食べたら普通の味だったんですよね。

 別に、おなかを壊したわけではないから、ただの気分的なものだと思うんですけど……。


 多分、ストレスもあるのでしょう。

 正直なところ、彼氏のことが……私の中で大きな負担となっています。


 今まで、こんなに、誰かのことで悩んだことがなくて。

 ずっと誰かを優先してきた私は、自分以外の人に不満を持ちながら暮らすのが日常でした。

 どうせ他人なんて誰も私のことを気遣わないよね、そういう諦めの気持ちがあるのが当たり前だったのに。


 なぜか、彼氏のことを考えると……なんでっていう気持ちが現れる。

 どうしてこんなに私が尽くしているのにって、悲しくなる。


 私ばかりが彼氏のことを気遣ってるよねって。

 どうして彼氏は気遣ってくれないのって思う。


 私だって不安を抱えながら生きているのに。

 私なんか嫌われたくないからネガティブなことは口にしてないのに。

 私だって彼氏の前で自分下げしたくてたまらないのに。


 私なんか本音が言えないんだよ、すぐにかっこいいこと言っちゃうんだよ、偽善者なんだよ、スピーチなんか一生頼まれないくらいぼっちなんだよ、昇進なんて一ミリも話に出ないくらいの無能なんだよ、取引先の人におごってもらえるような人間関係が持てない嫌われ者なんだよ、頭のおかしい人しか声をかけてこないくらい気持ちの悪い見た目なんだよ、色の悪くなったお寿司でさえおいしいと思ってしまうような味のわからない貧乏人なんだよ……。


 お見合いなんかして、相手が目が腐ったから慰謝料よこせとか言うに決まってる、そんなの払えるはずもないけど、家族にこれ以上馬鹿にされたくないから行くしかない、自分の気持ちなんかこの世に存在していいものじゃないんだよ、どうしようもない無駄な生命なんだよ、私はあなたがうらやましくてたまらないよ……。


 あなたは私から慰めてもらえるけど、私はあなたに慰めてもらえない。


 恋人同士なら、同じように慰めあっても良いはずなのに。


 そうじゃないよ、みのりはそんなにひどい人じゃないよ、みのりはダメな人なんかじゃないよ、みのりはがんばっているよ、みのりはやさしいんだね、みのりのことは僕が一番わかってるよ、一人理解してくれる人がいたら人生ってかなり生きやすくなるよ……そんなふうに言ってもらいたいのに。


 一緒に生きて行こうねって、言ってもらいたいのに。


 何を言っても否定で返されると、本当に…辛くて、腹が立つ。


 ……いつもだったら、この人はこういう人なんだって諦めてるはずなのに。

 諦めて、はいはいって流せるはずなのに。


 ずっと、不満が私の中で悶々としていて……気持ちが悪いんです。


 きっと私は、幸せだった思い出に依存してしまっているのでしょう。

 小さな共通点にほっこりと胸が温かくなった瞬間があふれたのは事実なんです。


 気持ちの切り替えをする時に、小さく一本締めをするところ。

 スマホの操作の仕方がそっくりだったこと。

 絶対に言わないと決めている言葉が同じだったこと。

 子供のころ好きだった誰も見ないような漫画の事で盛り上がれること。

 待ち合わせ時間の一時間前に着こうとしたら、向こうから彼氏も来た事。

 動物園で何気ないライオンの動きを見て、同時にふきだしてしまったこと。

 ふれあい動物園の羊に無邪気に手を伸ばして撫であったこと、毛をつまむタイミングが同じだったこと。

 きちんと食前食後に手を合わせて、いただきますごちそうさまをするところ。

 ゴミを捨てる時に小さく畳んで縛るところ。

 駄菓子屋さんで一緒にはしゃいで大量買いしちゃったこと。

 懐かしくて思わず手に取ったマスコットが同じだったこと。

 ホテルの入り口で濡れた靴の先を拭いてくれたこと。

 ご飯をよそってくれた時に、しゃもじにご飯粒を残さなかったこと、こそげたりしなかったこと。

 朝食バイキングでとってきたお皿の上に同じようなメニューがのっていたこと。

 別れ際に振り返るタイミングが同じだったこと。

 洗濯物のたたみ方が同じだったこと。

 お米の研ぎ方も、水の量も同じだったこと。

 目玉焼きにはソースだってこと。

 目を閉じるタイミング。


 大笑いした時にたまに見ることができる、大きな前歯。

 驚いた時に丸く大きくなる、笑いじわの刻み込まれた眠そうな二重まぶた。

 私の左手を包み込む、気が小さいくせに大きな、力強くて男らしい右手。

 私と同じ視線で、同じものを見て、同じように笑った瞬間。

 私と同じ高さから見た、同じ景色と、同じ世界。


 彼氏を嫌いだと思う気持ちを覆い隠すように、後から後から思い出があふれてくるんです。


 きっと私は、彼氏のことが……好きなのでしょう。


 私は好きだけど、彼氏はそうは思っていないと思います。

 彼氏にとって私は、いつでもどこでも慰めてくれる便利なツールでしかない。


 私から色々もらって行くくせに、私には与えてくれないずるい人。


 私は些細な幸せを感じて大喜びするだけの、惨めな人。

 言いたいことが言えない、本音が言えない、ダメな人。


 彼氏といると、きっとつらい。

 彼氏といたい、でももう無理。

 彼氏が好き、だけど、嫌い。

 彼氏が嫌い、でも、好き。


 もう、このままブロックするしかないかなって思ってます。


 いいたい事を言ってケンカになるくらいなら、私は身を引きます。

 言いたいことを言って嫌われて憎まれて恨まれるようになるくらいなら、いい人ぶって身を引こうと思います。


 彼氏はいつでも、みのりの負担になるから僕なんか捨ててくれて良いんだよって言っていますから。


 今頃気がつきましたけど、これって捨ててくれって事なんじゃないのかな?

 多分、彼氏も本音ではこの偽善者がって、早く自分から別れるって言えよなって思っているんじゃないのかな?


 ……私、ホント頭悪いですよね。

 全然彼氏の本心に気がついてなかった。


 なんというか……この投稿を続けていて、良かったです。

 自分の状況を文字にすることで、客観的になれたから。


 今から今日の分の投稿を見直して、投稿完了したら…彼氏に最後のラインをしようと思います。


 お見合いに前向きになったからって自分責任の理由を差し出して、別れてって言います。

 別れるのは私のせいだからあなたは悪くないんだよって言い訳をして、逃げることにします。


 もうアカウントも全部消して、なかったことにしようと思います。


 なろうの文章だけは・・・自分の恋愛の記録として残しておこうかな?

 どうせこのあとは、ずっとつまらない御一人様が続くんです。

 記念に取っておくくらいは許されますよね……。


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