【登場人物】
モニカ・エヴァレット
七賢人が一人〈沈黙の魔女〉
セレンディア学園時代は慌ただしい一年を過ごした後に退学し、先輩らしいことが殆どできなかったので、最近できた後輩の指導にとても張り切っている。
精霊言語は分かるが、「しゃす」と「しゃあす」の違いは分からない。
アイザック・ウォーカー
喪失の運命にあらがうべく情報収集しているだけなのに、陰でコソコソしているから、ネロに「あいつ、悪巧みしてるな」と思われている王子様は、陰でコソコソと師匠に非常食を用意していた。
茶渋落としは柑橘の皮で擦るのも良いけれど、ニンジンケーキの風味づけに柑橘の皮を使い尽くしたから、塩で茶渋落としをしたという、どうでも良い裏話がある。
シリル・アシュリー
ハイオーン侯爵令息。最近、図書館学会絡みで王都に顔を出す機会が多くなり、お見合い大好きマダムや、若い愛人探しをしているマダム達に、密かに目をつけられているという事実を彼は知らない。
「疾風のリン」のことを、国のために危険な任務に従事する立派な女性だと、本気で思っている。
★七賢人(着任歴が浅い順)
サイラス・ペイジ
新七賢人〈竜滅の魔術師〉。三十路に見えるフレッシュな二十五歳。
好みのタイプはパイ作りが上手で、気が利いて、エプロンの似合う、家庭的でおっぱいの大きいお姉さん。
沈黙の姐さんの弟子が、きっとそういうタイプだと密かに期待しているむっつり。
ルイス・ミラー
七賢人が一人〈結界の魔術師〉
結界(で殴る、蹴る、轢く←new!)の魔術師。
師匠の紫煙を防ぐために結界術を磨いていたら、結界術がメキメキ上達。今にいたる。
ラウル・ローズバーグ
七賢人が一人〈茨の魔女〉
ニンジン占い然り、魔力感知然り、彼の直感は大体当たるのだが、本人がその直感を活かせていないので、あまり意味はない。
レイ・オルブライト
七賢人が一人〈深淵の呪術師〉
現在、放心状態。
ブラッドフォード・ファイアストン
七賢人が一人〈砲弾の魔術師〉
弟子のウーゴがお調子者かつ受難体質なので、一緒にいるとトラブルが尽きなくて毎日楽しい──と思っていることをウーゴ・ガレッティ君(中級魔術師22歳)は知らない。
メアリー・ハーヴェイ
七賢人が一人〈星詠みの魔女〉
既に各方面に根回しはした。あとはお願いね、×××ちゃん?
★元七賢人(年齢が若い順)
メリッサ・ローズバーグ
元七賢人、四代目〈茨の魔女〉
良い鴨を見つけたと思ったら返り討ちに遭って、地団駄を踏んでいる。
「あれは絶対、悪い男だわ。アタシの勘がそう言ってる」
カーラ・マクスウェル
元七賢人〈星槍の魔女〉
七つの魔術を維持できる大天才。現在行方不明中。
バードランド・ヴェルデ
元七賢人〈治水の魔術師〉
ルイスの嫁の父。レオノーラちゃんのじぃじ。孫が可愛い。とても可愛い。
アデライン・オルブライト
元七賢人、二代目〈深淵の呪術師〉
レイの祖母の妖怪ババア。若い頃は妖艶な美女だったらしい。
グレアム・サンダーズ
元七賢人〈雷鳴の魔術師〉
竜の単独討伐数で不動の歴代一位を誇り、かつての戦争では数多の帝国兵を震え上がらせた、リディル王国最強の男。国内には彼の石像が複数ある。健康上の理由(ぎっくり腰)で七賢人を退任した。
★その他
リィンズベルフィード(リン)
ルイスの契約精霊。シリル相手に名乗った「疾風のリン」というコードネームについては、
「風の精霊だから『疾風の』というのはあまりに安直でした。スタイリッシュなコードネームのために、もう一捻り欲しいところです」
とのこと。スタイリッシュな新コードネーム、随時募集中です。
ギディオン・ラザフォード
ミネルヴァの教授。二つ名は〈紫煙の魔術師〉。
ルイスとカーラの師匠で、モニカの恩師。ボサボサ眉毛と煙管がトレードマークの武闘派ジジイ。
学生時代のルイスは、「卒業までにあの眉毛をむしる」と言い続けていたが、とうとう叶わなかった。
ウーゴ・ガレッティ
ブラッドフォードの弟子。海洋国家アルパトラ出身の22歳。お調子者。
〈星詠みの魔女〉に「そういう星の下に生まれたのねぇ〜」と言われた受難体質。
喪失のアイザック、受難のウーゴ──本作における二大不運な男だが、特に主要キャラではないので、彼の数々の受難が語られることは多分無い。全く重要人物ではないので覚えなくて大丈夫です。
カーティス・アシュリー
シリルの従兄弟。「クローディアを男にして陽気にしてチャランポランにしたらあんな感じ」と各方面から言われている残念なイケメン。
面倒事は嫌いだが、実弟やシリルなど、年下の世話を焼くのが割と好き。
フリーダ・ブランケ
レイの婚約者。祖父はヴァルムベルクの戦狼と呼ばれた剣聖。
ラウルを置き去りにし、スカートを翻して階段を駆け上る速さは、カモシカのようだったという。
ダールズモアの赤竜
またの名を狸のおばちゃん。今までに登場した竜の中では最年長。
狸形態時は、お腹のフカフカに色んなものを隠している。特技は虫食いの無いどんぐりの選別。
ダニング
竜騎士団第七調査団団長。討伐推奨派。
八年前、魔法生物学者セオドア・マクスウェルと一悶着起こした。
ロブソン
竜騎士団第七調査団所属。慎重派だが、長いものには巻かれる男。
──竜よ、物言わぬ災害であれ。英雄よ、英雄のまま舞台を降りてくれ。
そう願ってしまうのは己のエゴだと自覚している。それでも対話に臨むには、多くの仲間を見送りすぎた。
ズルいオッサンの言い訳だ。
セオドア・マクスウェル
しがない魔法生物学者。元七賢人〈星槍の魔女〉カーラ・マクスウェルの兄。
八年前の古代魔導具〈暴食のゾーイ〉盗難事件の容疑者。
【時系列】
16年前
・ルガロアの悲劇。地竜の暴走。アイザック6歳、サイラス9歳
12年前
・ミネルヴァにて子竜が発見される【外伝10−1・十二年前、ミネルヴァにて】
10年前
・ルイスとライオネル、帝国でアインハルトと知り合う【外伝7-16・ヤンキー蹴りで竜にトドメを刺した男】
・レーンフィールドの祭りで、当時七賢人だった〈星槍の魔女〉カーラ・マクスウェルが魔術奉納をする【外伝9-16・春の嵐】
・リン、魔法兵団の若きエースだったルイスと主従契約をする。【外伝9おまけ・押しかけメイド】
8年前
・ダールズモアに赤竜出没→魔法生物学者が介入(ダニングと揉める)
・古代魔導具〈暴食の箱ゾーイ〉盗難事件→容疑者セオドア・マクスウェルの妹である〈星槍の魔女〉が七賢人を辞任。
・ピストラウネの幻竜による、イヴァンジェリン号沈没事故
あっちもこっちも大変な外伝11の前に、またおまけ話が挟まります。
ゆるっとお付き合いください。




