あふたーすくーるあくてぃびてぃ⑧
ご無沙汰しています。
ここ数回、短い上に更新が遅くて大変申し訳ありません…。
今回も短いのですが『せめて更新を』と思い、投稿させて頂きます。
なづなが背を向けたままクスクスと笑う。
「やっぱり、せりは可愛いなぁ。」
か、可愛いってなんだよぅ…ボクは、その、知らず知らずの内に なづなを傷つけたんじゃないかって…もし、もしそうだとしたら如何詫びればいいんだろうって、思っただけで…
「…せりが私の悪口なんて言わないのは理解ってるし、別に貶されたとも思ってないよ?」
それは本当なのだろう。
本当なのだろうけれど…
「ここが納得してくれない?」
振り向いた なづなが、ボクの胸の中央を指差して微笑む。
…そう…!そうなんだ。
何故なのかはわからない。わからないのだけれど、なづなが『違う』と言ってくれてもボクの胸の奥の方に何かが引っ掛かるんだ。
「…うん。あるよね、そういう事。」
『私にも覚えがあるもん』…って、そう言いながらボクに向かって両手を伸ばし、優しく包む様に頬に触れ、じっと目を見てくる。
なづなはボクより二段ほど上の段に立っているので、ボクが見上げる様な形になっているのだけれど…上から“見つめられている”と言うよりも“覗き込まれている”様な…そんな感じで。
「ごめんね。」
え?なんで なづなが謝るの?
「私がしょぼくれてたから、せりに要らない心配をさせちゃったね。」
言いながらボクの頭を引き寄せ
「大丈夫。本当に せりが考えてる様な事は思ってない。せりが心配している様な事は何もない。納得は出来ないかもしれないけど、信じて。」
すいっと顔を上げて、額をあてる。
「お姉ちゃんは此処にいるから、せりの傍に居るからね。どこにも行ったりしない、せりを置いていったりしない。だから大丈夫。大丈夫だよ。」
…あぁそうか。
なんとなくわかった。
ボクは、以前のボクがしていた様な事を、今の なづなにしてしまったんじゃないかって、心の何処かで…いや、無意識に、だろうか?そんな風に思った…感じたのではないのか?
以前のボクは、良く言えば無邪気で自分の欲求に素直な子供だった。
…もの凄く良く言えば、ね。
側から見れば…敢えて汚い言葉を使うけれど、我儘で聞き分けのない糞餓鬼…獣みたいなモノだっただろう。我が事ながら思い出しただけで殴り倒したくなるもん。
そんなヤツがあの子していた仕打ちと、ボクの言動…『なづな傷つけたかもしれない言葉を発した』という行為が重なって見えてしまって…だからボクが、ボク自身を許せなくなっているんじゃなかろうか…?
…たぶん…そうなんだろうなぁ。
今のボクの感覚では、以前での行いは到底許容できるものじゃないもん、『あんなヤツと同じ事をしてしまった』という嫌悪感が、胸の引っ掛かりの正体なんだと思う。
…これって、どうすれば解消できるのかなぁ…?
治ったと思った直後にメニエールでダウンしました。
眼が回ってたのは、どうやら熱の所為ではなくメニエールだったらしいです。
いやもう、世界がぐるぐる回っちゃって立つ事も覚束ない、あの状態をまた経験したくはなかったんですが…よもやよもやで御座いました。
やりたい事があるのに、やる気を根こそぎ持って行かれるのって…実に困りますね…
あ、でも、人生3回目の救急車を体験しました。
目眩が酷くて車内を眺める余裕もなかったのがとても悔やまれますが。




