えぴそーどおぶおーでぃなりー⑫
執筆時間が全く取れず加筆出来ませんでした…
「みなさん、お茶のおかわりは如何ですか?」
先程からセリナ様が甲斐甲斐しく給仕をしている。最初同様お手伝いしようと立ち上がったところ『大丈夫。任せて』と言われ、着席させられてしまった。
まぁその後に
「来週以降コキ使ってあげるから、今日のところはもてなされていなさいな。」
…とか宣言された訳だが。
それにしてもセリナ様、最初の時と打って変わって、お茶を淹れ終わっても着席せず、洗い物をしたりお湯の補充をしたり、一通り終わったらトレーを持ったまま脇に控えていたり…まるでベテランのメイドさんみたいになってる。
この世界に、侍女とか側仕えみたいな職業があったら即戦力なんじゃなかろうか?いやでも、どちらかと言うと仕えられる方な気もするな?
…あ!あれだ、ほら、ラノベなんかでよくあるヤツ!子爵家のご令嬢なのだけれど王家や侯爵家に行儀見習いとして側仕えやってる…みたいな。
容姿端麗なのでただ立っているだけでも華がある。
動きも機敏だし、所作もいちいち綺麗だ。
結構いいとこの娘さんなんだろうなぁ。
強いて言うなら機敏すぎて優雅さに欠けるというところか。
…出来てるじゃん。
なんでさっきコレが出来なかったんだろう?
「不思議?」
花乃お姉さまが言う。
あ、もしかしてまた顔に出ていただろうか?
うぅ…ボクの弱点ののひとつはこの分かり易さだろうなぁ…。
「今はね、双子ちゃんのいう『スイッチが入っている』状態なのよ。原因はまぁ…双子ちゃんが正式に執行部入りしたから、でしょうね。」
それ、スイッチになるんですか?
「そりゃあなるでしょ。可愛い後輩に良いとこ見せたいんだから。」
あ、あ〜なるほど。
ボクがなづなに褒められると張り切っちゃうのと同じって理由ですね。
納得しました。
あれ?…でも、だとしたら、ボク達が指導なんてしなくても居るだけで勝手に張り切ってくれるのでは…?
「何事も慣れちゃうものなのよ。」
だから近くで偶に煽ってほしい、と。
実際の話、指導が必要なほど出来ない訳でもないし、しっかりと基礎は出来ているし身に付いている様だ。おそらくは傍で見ているだけで『優雅さ』もすぐに身に着けてゆくだろうと思う。
ボクが思うにセリナ様に足りなかったのは親しい下の世代の子だ。
セリナ様はお姉さま方と接する機会が多く、器量良し故に可愛がられていたはず。甘やかされもしただろう。それが少しづつ当たり前になって、ごく親しい方達の前では気が抜ける癖がついてしまった…のではなかろうか?
下の子が居て、セリナ様自身が望んで“お姉さま”足ろうとすれば、今ボク達に見せている様な格好良い姿を保とうとしたんじゃないかな?
…いやまぁ…ボクだったらそうしただろうって話なので合っているかどうか判んないけれど。
たぶん、たぶんね。そんな感じじゃないかなって。
「双子ちゃんが傍らで刺激を与え続けてくれると信じているわ。」
…そんな無茶な…。
花乃お姉さまはくっくっと笑ってボクの頭をくしゃくしゃと撫でた。
やれることはやってみます。でも、ご期待に沿えかどうかは正直わかりませんよ?だって何が出来るか、何をすればいいのか全然思いつかないんですから。
過度な期待はご遠慮下さい。
午前中に加筆予定です。
執筆時間が全く取れず加筆出来ませんでした…
申し訳次第も御座いません…




