果テシナイ第一章
このタイトルですが、オープニング用の歌詞ではありません(笑)
少年が最初の扉をあけるまでの物語に
全米が涙して僕は膝を叩いて笑った
冒頭はいつも予感か絶望かで満ちてりゃいい
そのさきを見たいから
すり減らした指がページをめくるんだ
あらすじに裏切られる覚悟が決まるまで
待っててくれるなんて
ずいぶん親切な話だけど
せっかくのおことばだ 甘えときましょう
でもねぇ ここはまだ
やっとこさ はじまってしかない
つかんでたプロローグの尻尾を手放したばかりの
果テシナイ第一章
少年が故郷に背中を向けて歩く その姿に
全英が息を呑み僕は身を乗り出して叫んだ
開闢はときに欠け落ちた三日月をぶらさげちゃあ
その奥の星空に
灯はともらないから闇にも慣れておけ
ひたむきは報われると約束してくれりゃ
やる気も出るだろうね
なんだかムシのいい話だけど
それでこそ人生と腕をまくろうぜ
でもよぉ ここはまだ
ほんとにさ はじまってしかない
ならべてたモノローグのボードをかたづけてすぐさま
果テシナイ第一章












