一章 第11話 はじまりの日
「あんな場所で魔法を使うなんて何を考えておられるんですか!」
生まれてこの方聞いたこともないほどの大声でラナが怒鳴る。
「蔵書のこともありますが、なによりお嬢様たちに何かあったらどうするんです!?」
青筋を立てて問い詰めるその姿を俺とエレナは唖然として見ていた。怒鳴られているのは俺たちではない。図書館に現れた不審な爺の方だ。
「ホホホ、大丈夫じゃよ」
「どこが大丈夫なのです!?実際お嬢様が慣れない魔法を使う事態になっているではありませんか!」
「そこは返す言葉もないのう」
「しっかりと反省なさってください!」
爺が不意打ちで魔力を解き放ったあのとき、俺は咄嗟に周囲の魔力をかき集めて特大の閃光魔法を叩き込んだ。爺が放ったのは実際音と光だけの無害な魔法だったのだが、エレナを庇う事と逃げることでこの小さな脳みそは一杯一杯だったのだ。
結果、部屋中から闇を一掃した強烈な光は爺の目を焼き、直前で対抗魔法をかけておいた俺とエレナだけが視界を保持したまま図書室からの脱出に成功した。その後すぐ近くで掃除をしていたアンナを捕まえて事情を説明すると彼女は呆れ顔でラナに報告に行き、数分後には怒りの侍女軍団が爺を捕縛して今のこの状況に繋がっていくのである。
ちなみにこの爺さん、本当に伯爵家に雇われた魔法使いで書庫の番人らしい。2年前に王都で生まれた俺の弟が病弱で、その治療のために知識豊富な魔法使いである爺さんはずっとそっちに住んでいたのだとか。それがこのたび2歳の弟共々領地の屋敷に帰されたとのことで、理由までは教えてくれなかったがこれから一緒に暮らすことになるんだそうな。
「しかし、儂もまさかあれほど強い閃光魔法をくらうとは思っておらんかったわい」
「アクセラお嬢様の魔力は高いですから」
あれ、なんで知ってるの?
俺が怪訝な表情をしたことに気づいてラナが微笑む。
「ステラの魔眼、何だったか覚えていますか?」
「こうしきのまがん?」
「そうです。彼女には様々な色が見えています。そして実は魔力の強さというのもおおまかに見えるのですよ」
「じゃあ……」
「ええ、お嬢様とエレナがとても強い魔力を秘めていることは知っていました。それにお嬢様が最近ご自分で魔力を使って遊んでいることも、エレナが魔眼持ちでそれをみていることも」
「「!」」
明かされた真実に俺もエレナも口を開けてお互いを見合った。視野の狭い間抜けが早苗色の目に映ってこっちを見ていた。ここ最近のことだけらしいが、あの魔力糸をつくったりいろいろな形を作ったりする訓練を見られていたのだ。部屋の中でしかしていなかった魔法そのものの行使は見られていないだろうが、それでも一生の不覚である。
「そろそろ本格的な魔法の勉強をしないといけないとは思っていたのですが、まさかその前にこんな形で使われることになるとは……」
溜息と共に横睨みの一閃を爺に送るラナ。
「あれだけ綺麗にイメージを具現化できるのはよい魔法使いの証拠じゃ、ホホホ」
懲りた様子もなく顎鬚をしごく爺にラナのこめかみが引きつる。
「お嬢様はいずれこのオルクス伯爵家を立て直さなければいけないのですよ?万が一のことがあってはどうするのですか!」
「傷1つなく育てたいなら魔法使いを目指さんことじゃ。魔法なり剣なり、なにかしらの心得をつけさせてやりたいと思うなら玉のように育てるのは諦めい」
思いの外現実的な返答に彼女の勢いが止まる。見ればその顔は苦渋に満ちていた。
大人たちには大人たちなりの思惑があるのだろう。いくらのんびりのほほんと育ててくれていると言ってもここは伯爵家。跡取りは俺と弟だけ。そして跡取りとしてどう育てるかもまた選択肢の多い問題だ。
ただ普通はそういうところを決めるのは当主であって教育係や臣下ではない。彼女たちがそのことを迷っているということは、当主が子供たちの方針について一任しているということでもある。
「…………はぁ、今のところは広く浅く色々なことを学んでもらいましょう。そうしているうちに向き不向きもわかるでしょうし」
分りやすい先送りの結論を出したラナに爺は髭で覆われた口元をゆがめる。それがどういう意味なのかは分からないが、爺自身はそこまで俺たちに色々思惑を抱いてはいないのかもしれない。
まあ、どんな思惑があったにせよ俺のやることは大して変わらない。技術の布教と奴隷の救済だ。伯爵家なんて関係ない。必然的に引き継ぐのは弟君になるわけだ。
「おべんきょうするの?」
大人たちの思惑などなんら知らぬエレナは1人目を輝かせている。
普通子供は勉強を嫌う物だが、そこはエレナだからな。好奇心を満たしてくれるいい素材としか思っていなさそうだ。
「ええ、まずは大陸共通語と算数ですね。それから歴史と魔法、マナーですか」
「たのしそう!」
俺はまったく楽しくないけどな、特に前2つ。
「お嬢様は大陸共通語が読めるのですよね?」
「え、あ、ん、そう」
まさかそれまでラナが知っているとは思わなかったので、珍しく俺はどもってしまった。
「ときどきこっそり書庫の本を読んでいるの、気付かないと思いましたか?」
そっちも気付かれていたか。
「え、ひとりでよみにいってたの!?ずるい!」
「エレナ、少し静かに」
「……むぅ!」
「……ん、よめるしかける」
観念して白状する。ステラの事といい、俺は意外と見られていないつもりでしっかり目撃されているらしい。転生して気配に疎くなったのもあるが、俺自身の気が緩んでるとしか思えない。
「書けもするのですか?」
そっちはどこでも披露してないから当然といえば当然だ。
「かける」
「エレナは?」
俺とエレナはほとんどいつも一緒に居るので、俺が読み書きできるなら彼女もと思うその気持ちはわかる。だがエレナはまだ文字が読めない。
「まだはんぶんだけ!」
あれ、いつの間に半分覚えたんだ。
「半分ですか……2人ともえらいですね」
思いの外早い娘の習熟に褒める顔がややひきつるラナだが、俺は見て見ぬふりをした。
「数字はどうですか?いくつまで数えられます?」
「「1296」!」
「せ……なんでまたそんなに細かいんですか」
「アクセラちゃんといっしょにかぞえたの!」
エレナが元気に答える。
別に無意味に数えていたわけじゃない。エレナのテンションが高くてなかなか寝れないときによく一緒になって羊を数えるのだ。ところがたまに数えること自体が楽しくなってしまうらしく、ひたすら羊を増やす作業になってしまうことがある。ある熱くて寝苦しい日に二人で打ち立ててしまった記録、それが1296匹だった。
ちなみに数自体はいつぞやステラに数え方の法則を聞いていた。エレナなら法則を掴んだ時点で使いこなせるようになっていてもおかしくない。
「数は大丈夫そうですからいきなり計算ですね。魔法はレメナ様にお任せします。くれぐれも怪我のないように」
「ホホホ、承知じゃよ」
この爺は教えるのが好きなタイプの魔法使いらしい。魔法使いの中にはとにかく他人に何かを教えるのが嫌いという偏屈も少なくはないのだ。
「歴史は簡単な流れを私が教えますので、詳しいことになったらお願いします。マナーは最初から最後まで私の担当ですね」
「それがいいじゃろう」
また俺たちの頭の上で短いやり取りが行われ、今日から始まる2人の勉強スケジュールが組まれていく。共通語、算数、マナーと簡単な歴史がラナの担当。魔法と細かい歴史が爺の担当ということらしい。
「お嬢様は共通語の授業がいりませんから、その分マナーを増やします。いいですね?」
「ん」
一応お嬢様なのでそういうことになるのだろう。
まあ、いいけど。
リン、リン、リン
小さな鈴の音が聞こえてくる。
「「おひる」!」
俺とエレナは同時に立ち上がった。
まだまだこの年、教養より飯だ。
~★~
「ちょうどいい機会じゃ、今日は魔法の授業から始めてもいいかのう?」
昼食が終わって一番に痩身の魔法使いがそう提案した。
「ええ、構いませんよ。くれぐれも気を付けて」
「ホホホ、わかっておるわかっておる。じゃあ書庫についておいで」
「ん」
「はーい」
俺もエレナも素直に後に続く。ラナとビクターが信頼しているのなら信頼できるのだろうと割り切ることにしたのだ。なにかあれば今度は火魔法でぶっ飛ばしてやる。
エレナも俺が信じるなら信じるとこっそり耳にささやいてくれた。それはそれで心配になる話だが。
「あ、エレナ」
魔法の授業に向けて意気揚々と歩き出したエレナに後ろから声がかかる。
「終わったらちょっと来て頂戴、あなたにはもう1つお話があるの」
「はーい?」
何事だろう。
気にはなるが、聞いても教えてもらえないだろうから俺は爺さんの後を追いかける。
場所は爺の本拠地である書庫。その奥に書架から少し離れた大きな机が1つおかれていた。机の前にはソファ2台がテーブルを挟んで設置され、一種の応接室のような状態になっている。ここで勉強をするらしい。
「ホホホ、あらためてようこそじゃ」
爺さんは大きな机の向こうへゆっくりとした動作で座り、手振りだけで俺たちにソファを勧めた。物は書庫中に置かれているのと同じやつだ。
「さて、今日から魔法の授業なわけじゃが、儂の授業は他とはかなり違っておるでのう。先に2人ともなにができるか見せてみなさい」
爺さんは楽しそうにそう指示した。授業を始める前に力量をちゃんと見ておきたいということなのだろう。彼には魔力糸を見られていることもあって、俺は今の全てを見せることにした。実際に使える魔法はまだそう多くはないのだ、問題はないはずだ。
「ん」
まず魔力糸を生み出す。
「ほうほう、それがさっき使っておった奴じゃのう?魔力を糸状にしておるのか」
次に複数の魔力糸で帯を織って見せる。
「これはこれは、糸のようにした魔力を織物にするとは……器用な娘じゃ」
次に魔力の帯を丸めてから棒状にする。
「密度を上げて棒のようにしたのかのう?」
最後は液体にしてまた霧散させた。
「ほうほうほうほう……実に器用じゃのう、これは面白い物をみさせてもらったわい」
楽しそうに顎鬚を撫でながら視線でエレナを促す。
「え、えっと……」
困ったように視線を彷徨わせる妹に助け舟を出してやろう。
「えれなはまだまりょくをうまくつかえない。でもわたしのまりょくにさわれる」
「ホホホ、それは面白いのう。他人の魔力を触るのは難しいんじゃが……ふむ、じゃあ授業を始めるとしようか」
なにか考え付いたことがあるらしく、爺さんは改めて宣言した。そして同じ本を2冊机の上に置く。標準魔導読本だ。
「魔法とはなんじゃと思う?」
読本を俺たちが受け取ってまた座り直したタイミングで爺さんが訪ねる。えらく簡単で難しい問いだ。
エレナが勢い良く手を上げる。
「まほうはまりょくをつかっておこすもの、です」
「正解じゃ。ではどうやって魔力を魔法にするんじゃ?」
「えっとー……めいれいする!」
俺の言ったことをちゃんと覚えていたらしい。こういう細かい言葉端を覚えておけるから彼女はすぐ知識をつけていくのだ。
「ホホホ、命令とはいい言い方じゃな。して、言葉でか?」
「え……」
「いめーじで」
詰まったエレナのかわりに答える。魔力に命令をするというのは魔力にイメージを与えるということだ。
「そうじゃ。魔力にイメージを与えると魔法になる。じゃから極論、魔法に呪文はいらんのじゃ」
一般的に魔法は呪文を唱えて魔力に命令して発動すると思われている。しかし実際は呪文ではなくそこに込められたイメージが魔法には大切なのだ。
まあ、その辺りは俺が生きている間に解明されて、魔法技術発展の土台となっているわけだが。
「さて、では細かい魔法発動のプロセスを教えるとするかのう。そのあと魔力に命令を出す練習じゃ」
「ん」
「はい」
~★~
「そこまで」
先生の声にあわせてわたしとアクセラちゃんは魔力にバイバイする。1時間ずーっと魔力にめーれーするれんしゅーをして、よーやくわたしは少しだけ言うことを聞いてもらえるようになった。
「2人ともやはり筋はいい。じゃがまだエレナは習熟度が足りんのう。お嬢様と一緒に空いた時間で練習するといいわい。今日の授業はしまいじゃ」
「ん、ありがと」
「ありがとうございました!」
元気にお礼を言ってしょこから出る。先生はこれからお酒をのんで本を読むらしい。わたしたちはしばらくお休みしたらつぎはかあさまとおべんきょ。テーブルマナーを習うって言われた。
「あくせらちゃん、わたしいってくる!」
「ん、いってらっしゃい」
おそとを散歩してくるアクセラちゃんとおわかれして、わたしはかあさまのお仕事部屋に行く。かあさまはとおさまのとなりのお部屋でお仕事をしてる。どんなお仕事なのかはまだむずかしくてよくわからない。
コンコン
「開いていますよ」
かるくノックをしてあける。
「あら、早かったわね」
眼鏡をかけたかあさまが笑っていた。このお部屋にいるときはいつも眼鏡をしてる。
「れめなさまがつかれてるからきょうはみじかめだって」
「まあ、長旅でしたものね……流石にあの方もお年ですし」
おーとからきたって言ってたもんね。どこかわかんないけど、たぶんとーいとこ。
「かあさまごよーじなんでしょ?」
「ええ、そうよ。まずは座って」
部屋のすみっこからわたしのイスをがんばってかあさまの机の前にひっぱっていく。その間にかあさまは机のうえの物をどけてくれた。
「ちょっと待っていて」
そういってかあさまはうしろの棚に手をのばした。そこからカップを2つ取り出してくろい板からポットをあげ、お湯をすこしいれてから1回すてた。あったまったカップに今度は2枚ずつかわいた葉っぱをいれてお湯をいれ、片方にお砂糖を3ついれてくれる。
「はい、火傷しないようにね」
かあさまはわたしにお砂糖をいれた方をくれた。背のたかい椅子にすわってカップをのぞくと、綺麗なオレンジ色にそまったわたしがのぞき返してくる。そのおくで角砂糖がゆっくりと形をなくしていくのがみえた。
「ありがと」
ちゃんとお礼をいってから両手でカップをもつ。あったかい。でものむのはもうちょっとしてから。あつすぎる。
しばらくしてお砂糖が全部とけてから、わたしはゆっくりカップに口をつけた。あまくてふしぎなかおりのするお茶。たまにかあさまが出してくれる、わたしだけの特別なお茶。
「エレナ」
「はぁい?」
「お嬢様の事は好き?」
かあさまはいつも急に聞く。とおさまは聞こうか聞かないかまよってるうちにいそがしくなっちゃって聞けない人だけど、かあさまはいつも急にまっすぐ聞く。
「どして?」
わたしはいつも少しびっくりして、1回どうしてって聞く。絶対にかあさまは先には答えてくれないけど。
「ちゃんと答えて」
「むぅ……すきだよ」
「どれくらい?」
「かあさまやとおさまとおんなじくらい」
かあさまやとおさまといると体がぽかぽかしてホッとする。アクセラちゃんといると胸のなかがワーッてなって体中がさわがしくなる。ちょっとちがうけど、どっちも同じくらいの「好き」。
「ねえ、エレナ」
「どしたの?」
今日のかあさまは少しヘンだ。とおさまみたいに言うかどうかでまよってる気がする。
「…………アクセラお嬢様はいつかこのお家を…………そうね、出て行かれるかもしれないし、いかれないかもしれない」
「……?」
「ややこしいわね、ごめんなさい。どうなるかはお母さんにもわからないの。でも、エレナは何があってもお嬢様の味方でいられる?」
よくわからないことだらけだ。アクセラちゃんが出て行っちゃうかもしれなくて、そうじゃないかもしれなくて、何でもしってるかあさまにもわからなくて、でも、何があってもわたしはいっしょにいられるか聞かれてる。
「えっと……よくわかんないけど、わたしはあくせらちゃんといっしょにいるよ?」
「……そうね、エレナならお嬢様と一緒にいてくれるわね」
あたりまえだ。わたしとアクセラちゃんはとってもなかよしで姉妹なのだ。
「エレナ、1つ提案があるの」
「?」
「お嬢様がどこに行っても、どうすることに決められても、一緒に居る方法が1つだけあります」
かあさまの言葉にわたしは首をかしげた。
わたしがいっしょにいたいと思うだけじゃダメなの?
「お嬢様の侍女になりなさい」
「じじょ?」
かあさまやイザベルおばさまやアンナさんみたいな?でもなんで?
「お嬢様の侍女になれば、たとえお嬢様がどこに行こうとご一緒することができます。そのかわり、絶対に裏切らず、絶対に離れてはいけません」
なんでわたしが侍女になるとずっといられるのかはよくわかんない。でも考えなくてもわかる。うらぎらないで、はなれないなんて、そんなことはあたりまえ。だから首をたてに大きくふった。
「わかった、わたしあくせらちゃんのじじょになる!」
~★~
俺とエレナの忙しい日々がそのときから始まった。ラナやレメナ爺さんが思っているより遥かに忙しい日々だ。なにせ勉強と同時進行で体の鍛錬を始めることにしたのだ。筋トレに型の稽古、影稽古などを自由時間に混ぜていく。振るのはレメナ爺さんに頼んで街で買ってもらった木剣。ラナたちには内緒だ。
幼少から体を技に合わせて作っていく鍛錬法は俺が晩年考えた物なのだが、まあ、明らかに人道的じゃないので誰にも言わなかったといういわく付きのプログラムだ。しかし俺の体で俺の意思、心置きなくできた。
朝から昼過ぎまで勉強し、体を鍛えて、少し遊んだあとまた少し勉強する。俺が体を鍛えている時間、エレナは侍女になる勉強をがんばっている。彼女が俺の侍女になると聞いたときは驚き半分納得半分だった。
それはそうだ、このままただの乳兄弟として過ごしてもエレナの将来が定まらない。それならそのまま専属侍女になってしまえばお互いに何かと都合もいい。ただ、これから2人の心の距離が明確に引かれたこの主従の線を隔てて遠ざかってしまわないかということだけは心配だった。
ラナたち屋敷の者の思惑、レメナ爺さんの不透明な態度、床に伏せって会うこともできない弟、そしてまだ見ぬ領地の外。この人生は俺の思っていた以上に複雑な運命を背負っているのかもしれない。
ふふ、面白いじゃないか。
これにて一章 転生編の完結にございます!
来週からは二章 転変編のスタートですのでよろしくお願いしますm(__)m
え、タイトルが紛らわしい?
ちょっと思いましたが・・・内容的にしっくりくるのがなかなか無かったのですよ><
~予告~
幼いエレナは決断した。
この先の生涯、アクセラの隣に立ち続けるのだと。
次回、エレナ=ラナ=マクミレッツは侍女である
エレ「わたし、じじょになる!」




