表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
昔滅びた魔王城で拾った犬は、実は伝説の魔獣でした~隠れ最強職《羊飼い》な貴族の三男坊、いずれ、百魔獣の王となる~  作者: あまうい白一
第二章 田舎貴族の羊飼い、街とギルドへ赴く

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/47

新たな作物の苗を手に入れた!

仕事&体調(主に腰)の修復がひと段落ついたため、更新再開します!

ひとまず週1回くらいを目指して継続したいところ……!

引き続き応援頂ければ幸いです!


 エルフの里での一件が落ち着いた後。

 

 俺はエルフの里からリリーボレアまで、デュランタの馬車で送ってもらったのだが、感覚的にはほとんど一瞬でついた。

 というのも、戦闘による疲れで眠ってしまったからだ。


「かわいい寝顔だったわよ」


 とはシアの談で、起きた時には彼女に膝枕されていたのだ。


「ゴメンね。シアも疲れてるだろうに、重かったでしょ」


「別に構わないわよ。この体でアルトの寝顔を見るのは、あんまりないんだから。しっかり堪能させてもらったから、問題なしよ」


 と、やけにつやつやした顔で言ってくれた。


 寝ている間に何をされたかはわからないが、ともあれ、街に降り立つ頃には、大分疲れも取れていた。

  

 そして町の入り口で、俺はデュランタの馬車を降りたのだが、


「送ってくれてありがとう、デュランタさん」


「いえいえ。これくらい何時でもやりますとも。それと……こちらをどうぞ」


 別れ際、そういってデュランタが渡してきたのは、大きな三つの布袋だ。


 中からは土のにおいがした。


「これは?」


「助けてもらってばかりでしたから。せめてものお礼として、里で保管していた『エルフのトマトの種』と『エルフのクルミの苗』の詰め合わせを、先にお渡ししておこうと」


 見れば、袋の中には見覚えのある種や、やけに香りのいい苗木が入っていた。


「良いんですか? こんなにいっぱい」


「もちろんです。今の里の畑では育てられないもの故。ぜひ、使っていただければと。ほかの作物の種や苗は、明日以降、私たちのほうでアルト様の農園に持っていかせていただきます」


「あ、わかりました。では、試しにやってみますね」


 魔王城跡地の土と合うかも、こちらで出来るだけ試しておいて損はない。 


「しかし、クルミを育てるのは初めてだけど、いけるかな……」


 勝手が違いそうだが、と思っていると、デュランタが言葉をかけてきた。


「そうなのですね。クルミは果実以外にも、建築材として使えるので。とても便利な植物ですよ。林業にも使えるかと思います」


「林業かあ。やったことがないので、今度教えてもらえますか?」


「ええ! お手伝いに行った際に、手取り足取りお教えしますとも」


「ありがとうございます。では、また近いうちに」


「はい。それでは」


 そうして、俺のエルフの里訪問は一旦の区切りがついたのだった。


【お読み頂いた御礼とお願い】


 本作品をここまでお読み頂き、有り難うございます。


「面白かった」

「この先が気になる」

「アルトとシアの続きが読みたい!」


 少しでもそう思って頂けましたら、広告の下にある☆☆☆☆☆のポイント評価、そしてブックマークの登録をして頂けますと、作者のモチベーションになります!(☆5個で10ポイントになります。この10ポイントを頂けると本当に嬉しいです!)


 どうぞよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
●書籍版のお知らせ
 お陰様で書籍化&コミカライズが決定しました! ↓の表紙から公式サイトに飛べます!
b28ih2vbeyxk5icv7qnt5ef6j71f_y5w_m8_vl_k7na
― 新着の感想 ―
待ってました!お腰を労りながら無理ないペースで更新してもらえるとうれしいです
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ