表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
998/3270

第983話 リケ、疲れる・・・

「はあはあはあ・・・」


ファルティア帝星(仮)の大神殿との通話を終え、リケは一息ついた。


「まったく・・・

あいつら・・・

「神」がなんだかわかっとらんにゃ!」


そのときだった。


「お疲れじゃのう。」


横から、アイスティーを出した者がいる。


老師だった。


「ありがとうにゃ。」


受け取って、飲み干す。


「「神は、人間になめられてはいけない。」の意味をわかってないにゃ。

「神」は、人間に無体を働くとなめられるにゃ。」


「ほっほっほ。

「別の意味」でなめようとしたお方が、よく言うわい!」


「違いないにゃ。」


ふっと笑うリケ。


「あまり、神官をいじめるでないぞ。

ほっほっほ。」


「カンケーないにゃ。

あちしや娘、上司の「神官」じゃないにゃ。」


まるで他人事だ。


「そうじゃ・・・」


老師が、はたと手をたたいた。


「アルナス卿が、煮詰まって神殿に来られるそうじゃ・・・」


「なんでまた?」


「「人材」がおらんのに、お国元で「移民計画」を立てておるらしいのじゃ。」


「にゃ~・・・」


リケの目が、細くなった。


「無理にゃ。」


「なぜに?」


「トラルティールは、今のところ技術こそキティルハルムにせまっているけど「人」がいないにゃ。

まともにモノを考えられる人材は、全部上層部にいるにゃ。」


「ほほう・・・

人口に対する、有用性のある人材・労働者の比率が、一般人にはおらんということかの?」


老師が尋ねる。


「その通りにゃ!」


リケは、仏頂面になった・・・


リケ:難しいにゃ・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ