第927話 投薬治療!
「これはこれは・・・」
長毛種系の錬金術師の女性・プリンは絶句した。
がッ!
ショータのあごを強引に開く!
「「「いッ!?」」」
ライティアたちが、声をあげる!
なんと!
口に、漏斗をつっこんだのだ。
ご丁寧に、「漏斗製薬」と書かれている。
さらに、瓶を取り出す。
ラベルに、「回復を振り切って、蘇生したゾンビを殺す薬」と書かれている。
回復しすぎである。
どぼぼぼ・・・
躊躇なく、流し込んだ!
「「「うへッ!」」」
まさに「劇薬」である。
瞬時に、「ゾンビ」だったショータは、一瞬にして回復した。
「すごいにゃ・・・」
エカは、腰を抜かした。
そのスキを逃さず、プリンは、カプセル薬をエカの口の中に放り込んだ!
「なんだにゃ!?」
「発情抑制薬です。
常人なら、不能になるくらい性欲を抑えます。」
「頭が冴えてきたにゃ・・・」
「絞りすぎにご注意を。
なお、この薬は王太子時代の陛下が実験された薬のデータを基に、開発しました。」
たんたんと言う・・・
「あんた・・・
昔から天才だったにゃ・・・」
「どうでもいいですが・・・
みなさん、がんばりすぎですよ・・・」
プリンは、ぐったりして寝ているショータを見て言った。
ライティア;「漏斗製薬」って!




