第915話 究極の硬度・・・
「「にゃーははは!」」
私の執務室で、アリシアとリケちゃんがバカ笑いをしていた。
と、いうのも・・・
国内や国連各国にはいうに及ばず・・・
惑星ミリアリアや、ファルティア帝国からも「ナキの話題」で、彼女のホームページは「炎上」していたのだ。
「なになに・・・
「やっぱり、「ヒヒロカネ」を砕きましたか。」・・・」
私は、執務机に置いた帳面型個人端末の画面に映った文字を読んだ。
「ぷくく・・・
とうとう、ナキさん、確認できる金属全てを砕いたにゃ・・・」
リケちゃんが、神波動を無理して出さずに床をバンバンたたく。
「「本当に、「人間」ですか?」だって。」
「我が娘ながら、「バケモノ」あつかいにゃ!
にゃーははは!」
アリシアは、床を転げまわっていた。
「母ちゃんもリケちゃんも失礼にゃ!」
いや、あんたの頭蓋骨が異常なんだってば。
「しかしまさか、「ファルティア帝国」にまで伝わるとは・・・」
私は、感心した。
「どこにも野次馬はいるにゃ!」
憤慨するナキ。
「あちしは、「彫刻家」であって「商工ギルドマスター」にゃ!」
うーむ・・・
「悪いけど、その称号・・・
少なくとも他国では、「豪傑・女傑」の称号になってるのよね。
だって、戦争のきっかけをつくったり、大魔王を追い込んだり・・・
しかもあなた・・・
大魔王を倒しているでしょ・・・」
私の一言を聞き、ナキの頭から湯気が出た。
「しばらくあちしのホームページは、閉鎖するにゃ!」
ミリアム:究極とは・・・!
ナキ:もう、なにも言わないにゃ…




