第913話 海賊艦長は、見たことのない艦にやられました
「キャ・・・
キャプテン!
前方の艦・・・
神波動盾を全周囲に展開して、突っ込んできます!」
「バ・・・
馬鹿野郎!
こっちも、展開すんだよ!」
慌てて、イチジクの方も対応するが、時遅し・・・
「や・・・
破られます!」
ゴゴオオオオオオオオオオオオオンッ!
ズガガガガ・・・ン・・・
「外殻装甲並びに、隔壁・・・
「右ストレート」で、ぶち抜かれました!」
「殴ってくる戦艦が、どこにいるんだ!?」
イチジクは、逆ギレ気味に叫んだ。
「あら。
ここにいますよ。
嫌ですねぇ・・・
「現実」を見ない方は・・・」
そこにいたのは・・・
「げッ!
ミリアム女王!」
「はい。」
ミリアムは、にっこりと笑った。
「この「魔女」が!」
「「美魔女」?
あら。
嬉しいですが、言いすぎですわ。」
ミリアムは、悠然としている。
「や・・・
やっちまえ!」
「「「うおらーッ!」」」
手下たちが、襲い掛かるも・・・
ドカッ!
バキッ!
ぐしゃッ!
次の瞬間、股間を抑えてのたうち回る「生ける屍」ができあがった。
「ダメですよぉ・・・
イチジクさん・・・
部下の方々は、よく鍛えておかないと♪」
ミリアムは、ニヤリと笑った。
「猫」さながらに・・・
イチジク:猫、怖い!




