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第911話 我々にはそれは、ただの馬車である

「ふむ・・・

戦車チャリオットですか・・・」


私は、びしょ濡れになった戦車隊を見た。


「そ・・・

そんなことよりも・・・

王が投入した兵器・・・

女王陛下は、「鎮火・暴徒鎮圧用」と言うが・・・

本当か!?」


「ええ。」


これって、「戦車」を平和利用しただけのシロモノなんだけどなあ・・・


このわんぱく坊主め!


「戦争」に使いやがった!


「戦争になってない。」とでも言いたいか!?


テンプラーは、ただただ驚愕している。


「それにしてもあなた・・・

「大公」の分際で、「王」なんて名乗ってるのねぇ・・・」


「お・・・

おばあ様・・・

誤解です!

僕は、「大公」としか名乗っていません!」


ファルティアは、がたがたと震えていた。


「時に・・・

「大公」とは、どのような・・・?」


テンプラーが、私に尋ねた。


「そうですね・・・

国や文化によって異なりますが・・・

貴族階級にある者に対して、植民地や領土の一部を分け与えて「独立」させることがあります。

その長が、「大公」。」


テンプラーは、兵を見る。


「こたびの戦・・・

我が国の敗けである!

長官のみ私に同行せよ!

「大公殿下」並びに女王陛下と終戦協議をする!」


「陛下の命である!

全軍撤退!」


テンプラーと、長官の命に従い、エルグランデ軍は撤退していく・・・


「しかし・・・

ファルティア殿下も、ハーレムをつくって・・・

夜は、にゃんにゃんしてるにゃ?」


ナキが、ニヤリと笑った。


「な・・・」


ばこッ!


私は、悠久の図書館エターナル・ライブラリで殴った。


「痛いにゃ・・・」


「お下品な話はやめなさい。

あなた、もう本星の「評議員」で、亭主や孫もいるでしょ・・・

さて・・・

協議ついでに、ファルティア。

「ここ」の評議員と、「領主」を集めて。

私が、ここまできた要件を話します。」



もう!


めちゃくちゃだ!


ミリアム:そう・・・

あれは、ただの馬車です!

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