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第904話 遺伝情報解析機

「これが、遺跡からでてきたんだが。」


ショータが、小さな機械を王立図書館分院の、机に置いた。


「なんだか・・・」


「遺伝情報解析機にゃ。」


みなまで言わせず、ファクトリアは答えた。


「ジョルジュ様の「不死の法」に使う道具の一つにゃ。

彼の「不死の法」も、遺伝情報が記録されていたり解析して複製しなくては成立しないにゃ。」


それを聞き、ミモザが言う。


「きっぱり言いますね。」


「こういうのは、「先入観」が大敵にゃ。

かつて地球でも、こういう遺跡から「乾電池」や王様を背後から電球で照らして神様っぽく演出したと思われる絵が見つかっているにゃ。」


意外と、ファクトリアは、ミリアムからそういったものをよく聞いていた。


「確か、ファルテイア殿下の入植された惑星と関連があるようですが・・・」


「ん?

戦争でもしたか、何かの理由で「文明」やめたのかもしれないにゃ。

やり直した結果・・・

「なかったこと」になったと見るべきにゃ。」


実は、ファクトリアは、惑星リシテアールただ一人の「宇宙考古学者」なのである。


「いや・・・

地球には、かつて「聖典」の言語に疑問を持ち、ついには一大理論を築いた考古学者がいたと聞きますが・・・」


「そういう視点が必要にゃ。」


いつになく、ファクトリアの表情は至って真面目だった。


ファクトリア:変なもの、みつかったにゃーッ!

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