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第902話 ライティア大公の休日
惑星ミリアリアの朝・・・
シーナが、用意してくれた朝食を食べた後、彼は久々の休日を満喫しようとしていた。
領館のバルコニーに出て、しつらえてあるテーブル付きの椅子・・・
ここにこしをかけ・・・
優雅に昼寝を始めた。
その姿は、まさに「猫」である・・・
祖母や母の血を確実に継いでいる、ライティアだった。
「おや?」
そこに現れたシーナ・・・
「添い寝しちゃいましょう・・・」
ライティアに寄りかかって、昼寝を始めるシーナ・・・
少しして・・・
「おーい!
殿下!」
ショータが、尋ねてくるが・・・
「殿下は、休日でお昼寝タイムざます!」
「無礼にゃ!」
ドカッ!
バキッ!
ザマースの蹴りと、マリエラの鉄拳を食らうショータ。
「ショータさんに、宿題ざます!
今回の報告を、レポートにまとめて殿下の執務室に提出するざます!」
「無粋にゃ!」
二人は、ショータの首根っこをつかむと、引きずっていく・・・
「お二人は、激務ざます!」
「休ませとくにゃ!」
ずるずるずる・・・
こうして、ライティア大公の優雅な休日は過ぎてゆく・・・
猫です!




