第901話 リケ神殿・新商品
「おッ!
これが、リケ様原型制作のフィギュア・・・
「ハニャ」!?」
リケ神殿・・・
ここでは、お土産コーナーで「新商品」が販売されていた。
猫耳が生えたハニワ・・・
「ハニャ」だ。
「イケてるにゃ!
いくらにゃ?」
リケの「講習会」の帰りに、売店に立ち寄ったミケランジェロ一族が、「ハニャ」のフィギュアを手に取って、担当の女性神官に尋ねる。
「百ノワールにゃ!」
「おおう!」
さっそく、財布から銀貨を出し、神官に渡す。
「客」は、情報版にくくりつけ、帰っていく。
「しかし・・・
混沌としてきたにゃ・・・」
神官は、座上艦のコーナーを見る・・・
「普通、電柱を戦艦のミサイルに使う「神」はいないにゃ・・・」
貼られている写真には、リケ直筆の「でんちゅう」の文字のバリエーションが・・・
爆弾に描かれた「あばよとっつあん」の文字が・・・
実は、神官たちがこういったことに対してリケに文句を言わないのは、「激務」によるストレスを想ってのことだ。
「困ったことにゃ・・・」
つぶやくと、神官は本日の収支を計算し始めた・・・
「ま・・・
いいにゃ。
リケ様、あんまりお金を変なことに使わないし。」
ミケランジェロ一族としては、であるが。
「あの、「変人」総合導師とは違うし・・・」
ファクトリアのことだ。
「気にすると、ハゲるにゃ~」
自分の「神殿用」の神像を磨くリケが、声をかけた。
リケ:ゆるキャラ「ハニャ」だにゃ!




