第898話 やはりきたか!
「ミリアム様!
やはり、ファルティアが入植した土地は、再三にわたって襲撃されているようです!」
イリアが、報告してきた。
「やっぱり・・・」
どういうことか・・・
「そこは、未熟な文明だから、たった一人で「交渉」に行くと、「カモ」かと勝手に思われるのよ。」
「嫌だなあ・・・
勝手に相手が、「マッチポンプ」してくるんですか・・・」
そして・・・
数週間後・・・
「これを転送しておいて・・・」
先程の評議会で、決定したこと・・・
その内容を記した紙には、こう書かれている。
「惑星を、貴君の自治領と承認する。
キティルハルム女王ミリアリア・イスレ・キティルハルム、並びに評議会。」
と・・・
「わかりました。」
紙を受け取り、イリアは、別室へ行く。
「やれやれ・・・
従属の証に、お姫様を寄こされたか・・・
よもや、ウチの家系が、エラル一族のマネをしようとは・・・」
このままいくと、あいつ・・・
そうするつもりがなくても、ハーレムを作りかねないな・・・
「どうしたもんだろ・・・」
ニンジンをかじって飄々としている、無敵のウサギじゃないので、楽観視できない。
「ヘタすりゃ、「連合国(仮)」の富を狙って、他国が攻め入るかも・・・
アルティリアが、物分かりのいい国で助かったけど・・・」
ミリアム:まさか・・・
ウチの孫って、モテてる!?




