第894話 会談
「いや・・・
まさか、あなたからこられるとは・・・」
私は、ホモ・エレクトスに近い、純白の毛皮をまとった「それ」を見た。
彼女の着ているものは、上着こそ脱いではいるが暖かそうな服だ。
「いやあ・・・
女王陛下が、来られているとなると、こっちから行くのが「筋」でしょう!?」
そう言うと、「イエティ」は、野牛の「スジ」を出す。
「にゃーははは!
こりゃ、イケるにゃ!
「眷属」としては、即「採用」にゃ!」
ニケちゃんが、ウケている。
「どうかな?
キティルハルム文化の「応接間」は。」
ライティアが尋ねた。
そう。
ここは、領主館の「応接間」だ。
「キティルハルムでは、通常は祭事や儀式でなければ、「謁見の間」は使わない。
いくら、王族だからって・・・
「越権行為」だろう?」
若いながら、いいギャグしてるな・・・
いや、若いからか。
「う~ん・・・
この前、神殿の庭で「獅子脅し」にひっかかってる人獅子を見たにゃ・・・
なんで、あんなアホなもんに・・・」
「「変人」かも・・・」
ときに・・・
と、イエティ。
「ショータさんの頭を、あんまりぶっ叩かないように。」
「「「あいつをバカにしてる?」」」
全員の声が、ハモった。
「いえす。」
ミリアム:ノリのいい人だ・・・




