第886話 それを制するもの宇宙を制す←ウソ
「これはすごい!
本星の「古代文明」にも匹敵するぞ!」
ジョルジュが、興奮している。
「まあ、でもシステムをざっと見たら、ただの「鉱山」だったようだけどな。」
ショータが言う。
「いじってないだろうな?」
ライティアが、ぎろりと睨む。
「い・・・
嫌だなあ・・・
するわけねえじゃん・・・」
目が泳いでいる。
「では、コレはなんだ?」
アルナスが、鉱山管理装置のモニターにデータを「日本語訳」で呼び出した。
そこには・・・
「ショータ・ミケランジェロここにあり!」と書かれていた。
「このアホ!」
バキッ!
マリエラが、ショータの頭をどつく。
「いてえ!」
そして・・・
「これ・・・」
なにやら、金属板を発見。
「「これを制する者・・・
宇宙を制す・・・」
すげえな・・・」
「ん?」
私は、金属板を見た。
「リシテアールのどこの国にも、「外」にもない言語よ。」
ゴオオオオオオオオオオ!
マリエラの神波動が、燃え盛った!
「フカシこくんじゃないにゃ!」
どすッ!
「ぐえッ!」
マリエラの鉄拳が、ショータの腹に突き刺さった。
「とにかく、帰ってショータが手に入れた「元素」とやらの分析をしましょう。
アルナス卿・・・
機械の「言語データ」は?」
「とにかく、ここに取った。」
アルナスは、記憶装置を私に見せた。
「こいつを使って、翻訳機を制作する。」
ぎろりッ!
マリエラが、ショータを睨む。
「後は、できるだけでいいから、可能な限り遺跡を見つけるにゃ!」
「わ・・・
わかったよ姉ちゃん・・・」
この日・・・
ショータは、姉から「かつてない恐怖」を感じたという・・・
マリエラ:フカシこくんじゃないにゃ!
ショータ:ぎゃああああああ!




