第884話 総合導師女王来日!
その日・・・
惑星ミリアリアは、てんやわんやとなった。
それはそうだ。
宗主国惑星・リシテアールの国家に一つである、キティルハルム本国から女王ミリアリア・キティルハルムが直々にやってきたのだ。
「た・・・
大公殿下!
ユニティリアの門に、「強襲揚陸艦ミリアリア」が、入港しました!」
秘書が、大慌てで報告する。
「うわーッ!
なんで、おばあ様ここにくるんだ!?
また、ショータのアホな報告が・・・!?」
ライティアは、慌てた。
実は、半分正解だ。
「おそらく・・・
陛下のお目当ては、「新元素」と「遺跡」ざますね。」
落ち着いたようすで、ザマースが言った。
「殿下・・・
落ち着こうぜ・・・」
ショータは、執務机に腰を掛けて、お茶を飲んでいる。
緑茶だ。
湯飲みに「緑猪園」と書かれている。
イノセンスの変異種の一つで、農業に特化した者たちは「ファーミア」と呼ばれ、邪馬台国系の緑茶を栽培している者が多い。
バキッ!
ボコッ!
「お行儀が悪いざます!」
「神聖な大公殿下の机に、腰を掛けるとは何事にゃ!」
「いてえ・・・
殴るこたねえじゃんかよ・・・」
ショータは、ザマースとマリエラに殴られた。
「女王陛下から通達です!
視察を兼ねて、「新元素」と「遺跡」を調査するとのことです!」
シーナが、報告してきた。
「・・・
ま・・・
まさか・・・
本気で・・・
ってことは、まさか「三賢人」が・・・」
ライティアは、頭を抱えた。
ミリアム:さあ!
しらべるぞお!




