第875話 兄弟の会話
「兄さん・・・
たくましくなりましたね・・・」
惑星間通信で、がファルティアがライティアに言った。
「ああ。
この間、イースターでな。
ウイング・ラビットたちが、卵を提供してくれた。
この星の動植物も、食糧に適するものがあって、結構快適だ。
ショータ・ミケランジェロが、「バロンコブラ」なるコブラを発見していたな。」
「・・・
この様子だと、彼はまた何かやらかしましたね。
兄さんの仕事の邪魔をしたり、イノセンスたちの訓練の足を引っ張ったり、ザマース先生に叱られたり・・・」
「察しがいいな・・・」
ライティアが、頭を抱えた。
「その通りだ。
先日のイースター・・・
ウイング・ラビットたちの善意の贈り物にケチをつけた。」
ん?
と、ファルティア。
「正確には、彼らに卵の用途に対して「嫌なヤツに投げる。」と、冗談で失言してしまったことだ。」
ファルティアは、母・ユニィから聞いた研究結果を思い出す。
「確か、ウイング・ラビットってのは、人間の幼児並みの知能があるのでは?」
「ああ。」
そのため、惑星ミリアリアでは街中いたるところで飛んでいて、人々に甘えている。
「よりによって、相手を怒らせて、ぶっ叩かれていた・・・」
「は・・・
はは・・・
ショータさんらしい・・・」
冷や汗をぬぐう、ファルティア。
「事実、母様が飼っているウイング・ラビットは賢いですからね・・・」
「それはそうと・・・」
ライティアは、ファルティアを見た。
「お前の任務は、キツいぞ。」
ショータさんネタです!




