第866話 婚約式
「誓いのキスも済ませたところで・・・
本来ならば、「結婚」といきたいにゃ。
しかし・・・
まだお二人は、「可能年齢」に達しておられないので、「婚約」とし、惑星ミリアリアの守護女神にして「自由の女神たるこのあちし・・・
ニケ・ミケランジェロが、祝福を授けるにゃ!」
星都ユニティリアが、湧いた。
「ここに、惑星ミリアリアの「次席評議員」が揃いました!」
ライティアは、厳かに宣言した。
「大公補佐宰相アマリエ・ランスロット!
外宇宙国土・生物調査局長ショータ・ミケランジェロ!
宇宙開発局長ルミナス・エラル!
惑星ミリアリア・王立学校分院校長ザマース・・・
大公領医療総監アルナ・ミア・・・
まだまだ、人材は揃っていませんが、この五人を中核にやっていこうと考えています!」
不満気だったのが、ショータであった。
「なんでオレ・・・
そんなエラい立場になった訳?」
実績はともかく、納得がいかない。
「それは、あなたの日頃の素行のせいざます!」
ザマースが言った。
「それくらいの「ストレス」があれば、「少しは」控えるのが「人」ざます!」
「「位打ち」かよ・・・」
「古風な言葉を知っているざますね。」
位打ちとは、地球で執政官となった一族が、政敵を貶めるために「実力以上」の階級につけ、「ストレス」や「鬱」で抹殺する戦術だったようだ。
「ほーほほほ!
なにも、殿下はあなたを買っておられるざます!
鍛えるためざますよ!」
「信用できっか!」
ショータは、ぶんむくれた。
思いついた「次席評議員」を、お寄せいただきたいと存じます!




