第855話 進化!?
「ブヒッ!」
一頭のイノセンスが、「バーサーク・レオ」に対し、炎を吐きつけ、攻撃する。
「グオオオオッ!」
この惑星の原産のライオンである、バーサーク・レオは、燃え上がって絶命する。
「よくやったぜ!
今日は、ごちそうだな!」
ショータが、獲物をしとめたイノセンスをほめる。
「ブヒッ!」
「なに?
こいつを、捧げものにするって?」
「ブヒッ!」
こくんとうなずく、イノセンス。
「・・・で・・・
こんなにかにゃ?」
完成したニケの神殿・・・
そこに、こんがり焼かれた「お肉」が山積み・・・
「う~ん・・・
困ったにゃ。」
ニケ自身、神殿に備蓄は蓄えている。
星都ユニティリアにも、ライティアルにも備蓄は増えつつある。
考え、やがてはたと手を打つ。
「一旦、いただくにゃ。」
そして、なにやら呪文を唱える。
「で・・・
お礼に、あんたたちに下賜するにゃ!」
「「「ブッヒーッ!」」」
喜び、がっつくイノセンスたち・・・
次の瞬間・・・
彼らは・・・
イノシシと人の中間の「獣人」と化していた。
「にゃーッ!?」
「げッ!?」
新種族・「イノセンス」の誕生だった・・・
ニケ:にゃーッ!?
ショータ:んなバカな!?




