第843話 恐怖の恩師
「よっす!
殿下!
先生らしきおばさんが、来てるぜ!」
ショータが、色違いの評議員服のようなローブをまとったいかにもといった女性を連れてきた。
三角のレンズのメガネ・・・
ロシアンブルー系の耳と尻尾・・・
悠久の図書館に似たデザインの杖を持っている。
「うへッ!
ザ・・・
ザーマス・・・先生・・・ッ!」
ライティアは、腰を抜かした。
「ほーほほほ!
「目上の者」に、敬語を使う・・・
王族として、及第点ざます!」
「・・・・・ッ!」
平伏するライティアにならって、シーナも礼をする。
「本日付で、「キティルハルム王立学校・惑星ミリアリア・星都ユニティリア分校」の校長に陛下から職を賜ったざます!
ライティア殿下・・・!
よろしくお願いするざます!」
はっきり言って、緊張しまくっているライティアたちに、ショータは興味津々だった。
「よっす!
おばちゃんは、何の仕事で来たんだい?」
気安く、声をかける。
「ふッ・・・
無礼ざます!」
ドカッ!
バキッ!
ベキッ!
一分を経たずに、KOされるショータ。
「よろしいざますか?
私は、王立学校の校長にして、キティルハルム教師では総括するミリアム陛下の代理人ざます!
私に無礼な口を利くことは、女王陛下をコケにすることざますよ!」
ライティアは、思った。
「おっかないのが来た・・・」
と・・・
ライティア:お・・・
鬼教師だ・・・




