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第842話 学校はどうする?

ライティアは、その日・・・


頭を抱えていた。


「うあああああああああッ!

ここ・・・

行政府としては「若い」から忘れてた!」


「何がです?」


お茶とお茶請けを持ってきたシーナが、ライティアに尋ねた。


「もう、宇宙港・・・

商店街、

職人街、

港・・・

揃っているでしょう?」


「学校だよ!」


かつて、リシテアール最初の義務教育機関は、キティルハルムの失業対策の職業訓練校を兼ねて始まったのである。


古代文明が滅び、生活手段を喪った難民が、キティルハルムに流入したことに端を発し、次世代の子供たちと彼らを学ばせようと考えられたのが、きっかけだったという。


「経緯はともかく、国民全てに教育を受けさせることで、キティルハルムの識字率は97%となっているんだ。」


「・・・

「王国史」で習いました。

当時、初代評議員の一人が「識字率の低い国を死ぬほど笑ってやる。」と言ったそうです。」


「かつて、それができた地球の国家は「日本」だという。

なぜなら、自分の名を書けない者は、底辺の身分階級にすらいなかったという。」


「つまり・・・

義務があって、働く人だけでなく、意欲のある人も知識を蓄えらるんですよね。」


「そう。

そうやって、キティルハルムは古代の科学や錬金術の再現や復活を代を得て行った。

誇っていいさ。

僕たちの一族は・・・」


ライティアは、空を見た。


「「図書館の猫」の末裔だからね。」


そして少し考えた、ライティアだが・・・


「そうだ!

教師を送ってもらおう!」


と、意を決した。



ライティア:学校がなかったーッ!

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