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第839話 実戦で使用されなかった訳

その日・・・


ナキの自宅には、滝川クリスタル四世が取材に訪れていた。


「なんだにゃ・・・

一体・・・」


ツナギの上に、評議員のローブを着て、応じる。


「邪馬台国の「新宿魚園(ぎょえん)」のブレンド(・・・・)緑茶にゃ。」


ミラが、お茶をもってきて、ちゃぶ台に置く。


ブランド(・・・・)とかけている。


「あなた・・・

お強いとか。」


いきなり斬り込んでくる。


「だいたい、「魔王」クラスなら百人相手でも一分あればカタがつくにゃ。」


「!!!」


滝川クリスタルは、びっくりしている。


その「内容」ではなく、あっさりと返答したナキが涼しい表情だったことに。


まったく自慢していないのだ。


「驚いたのは、大魔王ライルにゃ。

まさか、複製クローンを量産して文字通りのコピーを自分の兵隊にしていたことにゃ・・・」


ずずっとお茶を飲む。


「ところで・・・」


誰もが疑問に思ったことを、口にする滝川クリスタル。


「どうして、その「石頭」を武器にされないので?

噂では、宇宙戦艦や魔装騎士ルーンナイトの装甲すらぶち抜けるって・・・」


ぶっ!


ナキは、噴いた!


顔面に思いっきり、お茶をかぶってしまう滝川クリスタル。


「マジで言ってるにゃ!?」


ぶっかかったお茶を、滝川クリスタルの顔面からふき取るナキ。


「確かにあちしの頭蓋骨は、ヒヒイロカネに匹敵するにゃ。

でも・・・

その中身はともかく、「脳味噌」のハードはあいにく「並」にゃ!

常識で考えるにゃ!

「頭蓋骨」は無事でも、「脳味噌」は衝撃でやられるにゃ!

危険すぎてできないにゃ!」


ナキは、滝川クリスタルを家から放り出した。


そして・・・


両手を「か〇はめ波」の構えにすると・・・


「無礼者ーっ!」


叫ぶと、大量の「塩」が・・・


やはり、ミケランジェロ一族には「塩」がつきものか・・・


「報道の自由の侵害だーッ!」


滝川クリスタルは、塩まみれになって怒鳴った。


「報道も、地に墜ちたにゃ・・・」


「ああ。

王家ならいざ知らず、評議員を怒らせるとは・・・」


「報道の「好き勝手」の間違いにゃ?」


通行人が見ていた。


「わーん!」


滝川クリスタルは、泣きながら逃げ帰った・・・

ナキ:バカなこと聞くんじゃないにゃ!

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