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第832話 一抹の不安・・・

私は、頭を抱えた。


「うあーっ!

惑星ミリアリアは、「流刑地」じゃないのーッ!」


ユニィは、通信が終わった後の執務室で叫んでいた。


「うう・・・

まだまだ、人材が送れてないのに老師の弟子とはいえ、「エラル一族」なんて!」


彼女にとっては、息子の「新居」である・・・


「姫さま、落ち着くにゃ。」


ナキが言う。


「大船に乗ったつもりで、彼女に任せるにゃ。」


ぎろり!


ユニィは、ナキを睨んだ。


「あなたが言うと・・・

「泥船」のようなの・・・」


「き・・・

きっと、「陶器」にゃ・・・」


「いんや・・・

「粘土」を干して乾かしただけで、浸水性が高くて「光速」で溶けていきそうなの!」


ふ・・・


不安だ・・・


「仕事はできるけど、超絶遊び人のミケランジェロ一族の「冒険者」がいるし・・・

どないせいってのよ!」


わめく私・・・


「ほっほっほ。

陛下。

何事も、始めはこんなものじゃないのかのお。

しかも、そなたのご先祖は、「なにもないところ」から始められたのじゃぞ。

ワシも、最初は「あのすっとぼけた黒猫が、国を作っていた。」と、驚いたものじゃ。

あの杠葉の魔女(エレノラ)が、二度もそなたらに全てを託した気持ちがわかったわい。」


老師が笑った。


「では、行ってくるでの。

バッカスの奴と「スノーエンブレム」の社長がついてくるそうじゃ。」


「え!?」


「なんでも、支社と工場の予定地の下見がしたいそうじゃ。

あやつらが儲かれば、食糧事情もよくなろうて。」



ミリアム:泥船だあああああああッ!

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