第860話 固有種発見!
「大体の仕事は終わったの!」
丘の上に通信施設を建造し、海岸までの道路を敷設したユニィたち。
「さて・・・」
釣り竿を取り出し、海に向かう。
皆も、何人かはそれに倣う。
「にゃ~ッ!」
ミラが、「マリモ」のような魚を釣り上げた。
「なんだにゃコレ!?
ハリセンボンのようだけど・・・」
針を外そうとして・・・
グサッ!
ぶしゅ~・・・
「にゃ~ッ!
痛いにゃーッ!」
ミラの手が血まみれである・・・
「こ・・・
これ・・・
「ハリマンボン」と命名するにゃ・・・」
魔法で治療をしつつ、涙目で言うミラ。
「毛」のようなものは、「針」だった・・・
「うッ!
なんだこの匂いは!?」
ニニギが、釣り上げたイカ・・・
「「スメルイカ」とするか・・・」
すごい匂いだ。
一方、ユニィの方は・・・
「ひ・・・引いてるの!」
すごい勢いで、リールを回している。
アルムスが、サポートしているが・・・
やがて・・・
「「「!!!」」」
次の瞬間・・・
皆が「石化」した・・・
どっぱ~ん!
巨大な・・・
「ノワールオオウナギ」並みのウナギが、空に躍り出た!
「・・・!
こ・・・
これは・・・!
発見者ユニティア・キティルハルム・・・」
ジョルジュは、棒読みでつぶやく。
「新発見なの!
「ユニティアオオウナギ」なの!」
ユニィは、興奮して叫んだ。
「ハリマンボン」は、秋月煉さんから提供していただきました!
ありがとうございます!




